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音質特化のコスパ型イヤホンがSOUNDPEATSから登場!「H2」実機レビュー。

コスパの良いイヤホンが好きな筆者。

今回はSOUNDPEATS社様より商品提供を頂き、一足早く新製品「H2」を試させて頂いた。


「H2」はVGPアワード2022を受賞したイヤホンで、一言で言えば「音質にこだわったモデル」となっている。

クラウドファンディングで成功を納めた「H1」と同じく「H2」というモデルで登場した為、「H1」の後継機かと思いきや、音質だけじゃなくて見た目にも拘りたい!って方向けに別モデルとして作られたのが今回登場した「H2」ということみたい。


今回も実際に使ってみてわかった「良かった点・残念だった点」について書いておこうと思うので参考にしてもらえたら幸いだ。

SOUNDPEATS H2はこんな特徴

コスパが良いイヤホンとして名を馳せているSOUNDPEATSがクラウドファンディングサービスであるMakuake(マクアケ)で渾身の一作として登場させた「H1」は目標値の1024%の大成功を納めている。

音質だけじゃなくて外観やデザインにもこだわりが求められる現況に合わせて「H2」を登場させた。

充電ケースのデザインだけでなく、装着時の高級感にも拘ったとされる「H2」の特徴は以下のとおり。

SOUNDPEATS H2の特徴
サイバー感のあるかっこいいデザイン
高性能マイクでリモート会議にピッタリ
SOUNDPEATSらしい低音とキレのある高域は聴いてて楽しい。
ワイヤレス充電機能なし…
ノイキャン・外音取込機能なし…

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サイバー感のあるデザインが良い!

「H2」はカラー展開がないが、珍しい配色のデザイン。

充電ケースはエナメル?と勘違いしてしまうそうなテカテカなケース。決して安っぽいわけじゃなし、傷や指紋がほとんど目立たないのは良いところ。

コロンとした形状もまた可愛らしい。

イヤホン本体も充電ケースと同じような配色で構成されていてサイバー感というかメタリック感のあるイヤホンデザインが特徴となっている。

うどん型のイヤホンはこのデザイン性もあってかそこまでダサくならないのもいい感じだ。

性能の良いマイクでテレビ会議にピッタリ

「H2」のイヤホンには片側2基のマイクが搭載されており、性能はかなり良好。

SOUNDPEATS社に問い合わせたところ、うどん型の方がcVcノイズキャンセリングの効果が高いとのこと。


うどんがアンテナの役割になって声を拾いやすくなってるのか?


▼扇風機「強」の目の前で収録した音声

外出先での通話も行ってみたが、音声をしっかり拾ってくれるので聞き取りは難なく行えた。

室内で行われるリモート会議など、専用マイクがなくても十分にやりとりが行えるので、ワイヤレスイヤホンとしては十分なマイク性能だった。

SOUNDPEATSらしい低音とキレのある高音域

相変わらず厚みのある重低音。

SOUNDPEATSといえば、って感じだろうか。


結構低音が出てくるな…って感じだけど中音〜高音域についてもキレが良く、丁寧。ちょっと今までのSOUNDPEATSのイヤホンとは違うのははっきり分かるぞ。

装着感も軽快で、うどん型のデザインが苦手じゃなければこれもいいね。

ワイヤレス充電ができない…

唯一残念だった点はワイヤレス充電が非対応なこと。

今のデスク環境では、配線を出しっぱなしにしていないので、基本的にワイヤレス充電を行なっている筆者にとって充電ケーブルを準備する煩わしさが致命的だった。


ワイヤレスイヤホンを複数持っている筆者だが、もちろん有線充電のイヤホンも愛用しているんだけど、ワイヤレス充電対応のイヤホンと比べて明らかに使用頻度が下がってしまうんだよな…

ノイキャン・外音取込機能なし…

SOUNDPEATSの「H2」にはノイキャン(ANC)、外音取込機能は備わっていない。

その代わり音質は良いし、マイク性能も文句ないのでリモートワークやオンライン授業等で活躍できそうだ。


ノイキャンに拘っているのであれば同社が出している「T2」は候補の一つかもしれない。

▼価格も「H2」より安く、低音がすごいのが特徴だ。

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T 2-15

バランスの良い音質で重低音ガンガン系が苦手な場合は「Air3 Pro」なんかも使いやすいです。

SOUNDPEATS H2の主な仕様

ここでは、SOUNDPEATS「H2」の主な仕様について触れていこう。

旗艦モデルの「H1」の姉妹モデルとして登場した「H2」の仕様については以下のとおりだ。

ドライバーはBA&DDのハイブリッド構成

今回登場した「H2」に搭載されたドライバーは以下の通り。

  • バランスド・アーマチュア(BA)型ドライバー(Knowles社製)
  • 8mmダイナミックドライバー

構成的には「H1」と同様。この価格帯では珍しいドライバー2基積みBA&DDのハイブリッド構成となっている。

ちなみに「H1」のダイナミックドライバーが8.6mmに対して「H2」は8mm。

スペック

SOUNDPEATSの旗艦モデルとされている「H1」の姉妹モデルとして登場した「H2」。

デザイン部分に大きな違いはあるが、共に音質を追求したモデルということで一緒に比較してみよう。

画像
「H2」

「H1」
BluetoothBluetooth5.2Bluetooth5.2
再生可能時間イヤホン単体:最大5時間
充電ケース込:最大20時間
イヤホン単体:最大10時間
充電ケース込:最大40時間
aptX Adaptive対応対応
ゲームモード時
伝送速度
60ms60ms
ドライバーBA(Knowles社製)
8mmDD(複合素材振動板使用)
BA(Knowles社製)
8.6mmDD
イヤホンカナル型(うどん形状)カナル型
イヤホン操作タッチセンサータッチセンサー
ワイヤレス充電非対応対応
アクティブノイズキャンセリング(ANC)非対応非対応
外音取込機能非対応非対応
cVcノイズキャンセリングcVc 8.0対応cVc 8.0対応
防水規格IPX4IPX5
リンク詳細を見る詳細を見る

「H2」は基本的に「H1」を踏襲した部分がある為スペック的にはかなり近い。

比較できる部分はデザインとドライバーの違い、そして機能面でワイヤレス充電非対応ってとこくらいか。

SOUNDPEATS H2の外観・サイズ・重さ・操作方法

それでは、「H2」の実機レビューを行う。

外観やサイズ・重さ等についてまとめていきたいので参考になれば幸いだ。

音質や装着感についてのまとめはここまでスキップ

外観

外装はもはや定番。

サイバー感満載のデザイン性になっていた。いつも思うけどモデルさん選ぶの上手いよな…

梱包方法もパッケージ内容もいつも通り。

パッケージ内容
・H2本体
・イヤーチップ(S ,M,L)Mは装着済
・USB-Cケーブル(0.1m)
・取扱説明書

充電ケースはグレーとコッパーカラーのSOUNDPEATSロゴの配色で構成されており、同社のSonic(無印)を彷彿させるものであった。

光沢感のあるケースなんだけど、おそらく何かでコーティングしていてエナメルを触るような触感が特徴。

マット感のあるデザインが高級感があるとされているが、傷も指紋も付きにくくこれはこれで良いと思う。

充電残量は3つのLEDランプで表現されており、イヤホンを3回分フル充電できるのでわかりやすい。

充電端子はUSB-Cで背面に配置されている。

充電ケースに仕様や、各種マークがないなと思っていたらこんなところに表記されていた。

おかげでケース表面には何も表記がないシンプルなものになっている。

充電ケースの蓋はマグネットで開閉できるようになっており、これが結構強力。

申し訳程度のマグネットではないので、持ち運び時に勝手に開いてしまったりといったことはなさそうだ。

また、充電ケースの蓋は約90度まで開くようになっていた。うどん型のイヤホン形状の為取り出しにくさは特にない。

イヤホンはうどん型で、SOUNDPEATSのロゴマーク部分がタッチセンサーとなっている。

形状的には大きな特徴はない。

イヤホン片側に2基のマイクを搭載しており計4基の高品質マイクで通話をサポート。

最新のcVc8.0に対応しており、しっかりと声を拾ってくれる。

イヤーチップは特殊形状ではないので、市販の汎用チップに変更も可能。

スピーカー、及びステム部分は画像を参考にして欲しい。

耳の奥まで押し込むようなイヤホンではないのが装着感が軽い要因かもしれない。

サイズ・重さ

サイズ的には、AirPods Proと変わらないので持ち運びはしやすいが、厚みは1.5倍ほどあるのでポケットにはできれば入れたくないかも。

総合的にコンパクトと言えるのではないだろうか。

総重量が約56g、イヤホン単体で約10g(片耳約5g)と標準的な重量である。

操作方法

SOUNDPEATS「H2」の操作方法はタッチセンサーである。

反応もよく、押したのに反応しないってことにはなりにくいかな。


誤操作でもワンタップは音量調整なので特に問題はないと感じた。

電源オン

自動操作:充電ケースの蓋を開ける

手動操作:イヤホン1.5秒タッチ

電源オフ

自動操作:充電ケースに戻して蓋を閉める

手動操作:イヤホン10秒間タッチ

再生/一時停止イヤホン2回タップ
音量アップイヤホン(R)1回タップ
音量ダウンイヤホン(L)1回タップ
曲戻しイヤホン(L)1.5秒タッチ
曲送りイヤホン(R)1.5秒タッチ
電話応答/切るイヤホン2回タップ
着信拒否イヤホン1.5秒タッチ
通話切り替え通話中にイヤホンを2秒タッチ
ペアリングモードに変更イヤホン両方を同時に6秒タッチ
音声アシスタントイヤホン(R)を3回タップ
ゲーミングモードイヤホン(L)を3回タップ

SOUNDPEATS H2のリセット方法

イヤホンの不具合や、片側からしか聞こえない場合は以下の方法を試してみよう。

充電ケースにしまった状態でイヤホン両側のタッチパネル部分を10秒間タッチ

両側イヤホンのLEDインジケータが赤と白に2回交互に点滅したらリセット完了だ。


初期不具合等もこれで正常動作ができたりするので、困ったら試してみるといいだろう。

SOUNDPEATS H2の音質や装着感

今回は、嫁にも協力してもらい試してもらいました。

ガチな意見をもらいましたので参考にしてください。

筆者の感想

高音 4.0
中音 4.0
低音 4.5
操作性 3.5
総合 4.0

ズンズンくる低音域はSOUNDPEATSらしさがあると感じた。

低音が前面に出てくる感じはするが、中音〜高音も丁寧に作り込まれており、奥行きが感じられるのが特徴だろうか。

さすがドライバー2基積みは伊達じゃない。


装着感も軽快で、カナル型では耳が痛くなりがちな筆者だが、長時間試してみたが痛みを感じることもなく使用できたのはありがたい。

マイク性能も高く、リモートでの会議などには使ってみたいと感じさせてくれる性能だと思う。

嫁さんの感想

今回は嫁さんにも試してもらったので感想を聞いてみた。

高音 2.5
中音 3.0
低音 3.5
操作性 3.5
総合 3.1

美容室に行く予定があり、地下鉄に乗る予定があったので、「試してみて!」ってお願いして1日使ってもらった。

いつもはSONYの「WF-1000XM3」を使用。


結論としては、「微妙」。さす嫁、辛口評価…

詳しく聞いてみると、音量MAXでも「音が小さい」とのこと。配信動画を見ていてキャス主の音声が聞き取れないことがあった模様。

地下鉄に乗ったということもあり、周囲の騒音がうるさいとノイキャンに頼っていた嫁さんにとってみては騒音で掻き消されてしまうように感じたのだろう。


充電ケースはコンパクトな方で、小さめのカバンでも持ち運べるのはいいね。

装着しても痛みはないし、軽い。


外に持ち出さなければいいかもねって言ってました。

SOUNDPEATS H2がおすすめな人

こんな人におすすめ

  • リモートワークに使えるワイヤレスイヤホンを探している
  • 1万円以内で音質の良いイヤホンを探している
  • 他の人と被らないデザインのイヤホンが欲しい

音質も良いし、マイク性能も優れているので、リモートワークなどで活躍できそうだ。

1万円以内の予算でイヤホンを探しているのであれば、「H2」は一つの候補としても良さそう。


デザイン性も珍しい感じで、他者と差をつけるのもありか。

ワイヤレス充電が欲しい場合は同社の「H1」がほぼ同値であるのでそちらも検討するといいだろう。

SOUNDPEATS H2のレビューまとめ

本記事ではSOUNDPEATS「H2」のレビューを行った。

筆者的にはどうしてもワイヤレス充電は欲しかった。

音質や、マイク性能が良いだけに残念でならないところ。


1万円以下を予算とした場合、5,000円前後のイヤホンとは異なりドライバーを2基積んでいるという点で大きく音質が向上するだろう。

デザインも個性的で、相変わらず面白い商品を出してくれる。

気になった方は、ぜひチェックしてみてもらえたらと思う。

良かった点

・ドライバーを2基搭載しており、音質良き。

・マイク性能高し。テレワークやオンライン授業にピッタリ。

・サイバー感のあるデザインで個性的。

気になった点

・ワイヤレス充電に非対応

・再生時間が少し物足りない。

価格 3.5
デザイン 4.0
機能性 3.5
音質 4.0
総合 3.8

今回は以上だ。それではまた!