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Audioengine ”A2+ Wireless” レビュー|コンパクトで聴き疲れしない、デスクに最適なスピーカー。

作業デスクに使用していたスピーカーをこの度新調することになりました。新しく購入したのは、Audioengineのコンパクトスピーカー「A2+ Wrieless」

こちらのスピーカーの人気の高さはデスク好きの方はご存知のことでしょう。一言で表すなら、買って良かったと思える造形美とコンパクトさが堪らないスピーカー。

もし今、デスク映えするコンパクトなスピーカーをお探しの方や、Audioengineの「A2+ Wireless」はどんな感じか気になる、そんな方がいらっしゃれば本記事が参考になればと思います。

Audioengine”A2+ Wireless”の特徴を簡単に

  • ワイヤレスで楽しめるブックシェルフ型スピーカー
  • コンパクトだから置きやすい
  • 小さいのに日常使いに最適なパフォーマンス

Audioengine「A2+ Wireless」レビュー

本記事で紹介する「A2+ Wireless」は、中古でゲットしました。状態も良く、一部コード類に不足があったので安く購入することができました。

通常価格 40,920円(税込) ※執筆時点のもの。

通常価格は4万円を超えるスピーカーとなっており、気軽に購入できるではないレベルなんだけどそれでも欲しくなるデザイン、コンパクトさなのは間違いないです。

それでは、早速デザインの確認をしていきましょう。

”A2+ Wireless”の外観・デザインをチェック

A2+ Wirelessイメージ

こちらが「A2+ Wireless」

今回購入したスピーカーは、ワイヤレス接続に対応したモデルで、カラーはホワイトを選択。他にもブラックやレッドなどのバリエーションがあるんですが、埃が目立ちそうなブラックは避け、ホワイトに決めました

本体はピアノ調のツヤっとした質感になっています。

A2+ Wirelessイメージ

無駄のない、シンプルなデザイン

スピーカー表面にメーカー(ブランド)ロゴが無いのでデザイン性が際立ちます…

なんだこのミニマルさは。

サイズ感

ブックシェルフ型のスピーカーってそれなりのものを選ぶと結構大きいんです。

以前使用していたHouse of Marleyの「Get Together Duo」は、サイズ表記があったものを想像して購入したのですが、いざデスクに置くと「ちょっと大きい…か?」と感じるほどでした。

Get Together Duoとの実機サイズ比較

Get Together Duoとの比較

ただこの「A2+ Wireless」はかなりコンパクトです

「Get Together Duo」も結構コンパクトなブックシェルフ型スピーカーのはずなんですが、並べてみると一目瞭然。これだけサイズ感の違いがあればデスクに置いた時の感覚も大きく変わってくるはず。

「A2+ Wireless」本体サイズ : 10cm(W)×13cm(D)× 15cm(H)

「Get Together Duo」本体サイズ:13cm(W)×10.5cm(D)×20.1cm(H)

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さて、今回はずっとレビューを先延ばしにしていた筆者デスクの「顔役」とも言えるスピーカーについて書いていこうと思う。記事を書かなかった理由は単純なんだけど「満足できなかった…」←コレなんです。ただそのカラーリングや佇まいには[…]

脱線しますが、実は他のBluetoothスピーカーを買おうか迷ってたんですよね。

それでも「A2+ Wireless」を購入した理由としては”デザイン性”が一番の理由他にも理由があって、電源のON /OFFをせずとも使用できる点が使い勝手良いなと感じたから

本製品のON /OFFについてはボタン等のスイッチ操作ではなく、音量用のノブと一体型になっています。

普通は電源の入切をしたり通電した時は電源ボタン等を操作して起動することになると思うのですが、本製品は音量調整一体型のノブなのでコンセント側でON /OFFを制御できれば通電した時にノブを操作する必要がないんですよね。筆者は、スマートプラグなどでデスク周りの照明などと一緒に管理しちゃってます。

・・・と話がズレてしまいましたが、とにかく本製品は特に横幅が狭くデスクでの圧迫感がほぼありません。コンパクトで最高ですよってこと。

スピーカーサイズ(手帳との比較)

手帳よりも小さいのよ

2基のドライバーを搭載

Audioengine独自設計

搭載ドライバー

2.75inch アラミドファイバー製ウーファー、3/4inch シルクドーム・ツイーター

Audioengineのドライバー

Audioengineはトップクオリティのネオジム・マグネットを使用したシルクドーム・ツイーターを搭載。高出力時でも安定性が高く、非常にスムーズなレスポンスが特徴のツイーターです。

ウーファーはガラス・アラミドコンポジットが編み込まれたケブラー製で外周はラバーで覆われています。ケブラー繊維は言うまでもなく、非常の強靭な素材で、これにより、高いレベルで動作させた場合でもウーファーがその形状をしっかり維持することが可能です。

スピーカーの素材と製造方法は非常に頑丈にデザインされており、それゆえにスピーカーグリルは必要とせず、長期間の使用後にも素晴らしい音質と外観を維持することが出来ます。

参考:A2+ Wireless ドライバー

背面

A2+ Wirelessの背面

R側はスピーカーの入力端子のみでスピーカーケーブルで繋げることを前提とした仕様になっています。つまりL側に色々と詰まってます。

  • RCA(入力)
  • RCA(出力)※ウーファー用
  • 3.5mmステレオミニジャック(入力)
  • スピーカー端子(Out to Right)
  • USB (入力)
  • ボリュームノブ
  • ペアリングボタン
  • 電源コネクタ(ミニXLR)

端子部は金メッキ加工

L側にはDACが内蔵されているので、PCが直接接続できます。

電源トランス(変圧器)には、ギャップレスコア・トロイダルトランスが採用されておりAudioengineの本気度が伺えます。トロイダルトランスは標準のEIコアトランスより、ノイズ対策に優れ、軽く、電力変換効率が優れているという側面も併せ持ちます

R側はシンプルな構造

底面にはインシュレーターを兼ねる滑り止め

主な製品仕様

タイプ2.0パワーアンプ内蔵(アクティブ)マルチメディア
デスクトップスピーカーシステム
アンプタイプデュアル
クラスABモノリシック
出力最大出力トータル60W(15W RMS / 30W 1チャネル最大出力),
AES
ドライバー2.75inch ケブラー製ウーファー
3/4inch シルクドーム・ツイーター
入力3.5mmステレオミニジャック
RCA
USB
出力RCAラインアウト
入力ボルテージ110-240V 50/60Hzオートスイッチ
再生周波数帯域65Hz-22kHz (±2.0dB)
入力インピーダンス10K Ω
DACTI/Burr Brown製 PCM2704C
入力ビット深度最大16bitネイティブ
サイズ15cm(H) x 10cm(W) x 13cm(D)
重量L:1.6kg R:1.4kg
カラーサテン・ブラックペイント
ハイグロス・ホワイトペイント
ハイグロス・レッドペイント
素材6.35mm厚MDFキャビネット
3/4 inch ネオジムマグネット使用のシルクドーム・ツイーター
2.75inch アドバンスド・ボイスコイル使用のケブラー製ウーファー
同梱アクセサリースピーカーケーブル(16AWG), 2m
電源アダプタ
電源ケーブル
ミニジャックオーディオケーブル, 1.5m
USBケーブル, 1.5m
マイクロファイバー製スピーカー用バッグ
マイクロファイバー製電源アダプタ用バッグ
マイクロファイバー製ケーブル用バッグ
クイックスタートガイド

Audioengine「A2+ Wireless」を使ってみて

「A2+ Wireless」の使用方法

スピーカーの詳しいところは筆者はよくわかりませんが、ケーブルが多いイメージってありませんか?

そのため、本格的なスピーカーはちょっとハードルが高く感じてしまうんですよね。

四六時中デスクに向き合ってるわけじゃないし、音楽も映像も好きなものをちょっとの時間で楽しむことが多い筆者としては「迫力があって、音はそれなりに解像度があって」。あとは主張しすぎないデザインでケーブルも少なくて。そんなわがままがきくスピーカーを探していました。

そんな「A2+ Wireless」は理想に近いものと言えます。

使用方法も簡単でシンプルなものでした。

電源を接続

そのあとは、スピーカー端子にスピーカーケーブルを接続します。

これがスピーカー端子

スピーカー端子を指で摘んで開栓してスピーカーケーブルを挟み込むように接続します。

うっすら赤と黒の色に分かれた2股のケーブルになっているので、対応する色のスピーカー端子部分に取り付けましょう。

左右のスピーカーに接続することでとりあえず使用可能な状態となりました

あとはデバイスとの接続。有線(3.5mmプラグ、USB)もしくは、Bluetoothの接続から選択できます。

ケーブル類もシンプルにできる点も良いよね。

ペアリングボタンが背面にあり使いにくい場面も

製品名から分かる通り、本製品はBluetooth接続に対応したスピーカーです。デバイスと接続するケーブルが不要になるので、筆者はBluetoothで接続して使っています。

ペアリングボタンは背面に

ペアリングボタンを長押しすると点滅し始めますので、デバイス側でBluetooth設定画面から接続を選択しましょう。

  • Macの場合 「システム設定」→「Bluetooth」→「近くのデバイスから”Audioengine 2+ ”を選択」
  • iPhone/iPadの場合 「設定」→「Bluetooth」→「近くのデバイスから”Audioengine 2+ ”を選択」

※ペアリング後は自動的に接続されるようになります。

接続したいデバイスを変更したい時や、たまに接続がうまくいかない時にはこのペアリングボタンを使用します。スピーカーの背面にペアリングボタンが用意されているため、手を回しにくいと感じることもあります。

そこまで頻出するような場面はありませんので不満点ではないです。むしろボタン類を背面に集約してくれたことでデザイン面が大きく向上し、ありがたいと感じるほど

Macとの接続では遅延を感じる場面も

筆者はMacにBluetooth接続で使用しています。「A2+ Wireless」の対応コーデックは以下の通り。

「A2+ Wireless」対応コーデック

  • aptX
  • aptX Low Latency
  • AAC
  • SBC

幅広く対応していますので、接続するデバイスによっては遅延を感じず快適に使用できると言えるでしょう。

筆者の環境では、Youtubeや動画の視聴ではわずかにズレてるかな?と感じる程度ですが、ゲームをする場合はちょっと煩わしさを感じる場面もあるかもしれません。

音質面に過度な期待は禁物

音については人それぞれ好みがありますので、筆者個人の感想を書いておきます。参考程度にご覧ください。

元は3万円台前半くらいで販売されていた本製品。現在は4万円台で販売されていることを前提としてお話を。

正直いえば4万円の音質とは言いづらい面もありました。商品のデザインクオリティが高すぎて期待値を上回りすぎちゃってるのかもしれませんが…

筆者の使用用途として音質面を必要としていることは全くありませんので、問題はありません。使い続けます。

ただし、本製品に音質面も期待したい方は一旦冷静になってみてください。

音域別に言えば、中・高音域はクリアだと言えます。解像度も良く、奥行きも感じられます。ポップスやクラシックなどの音楽も楽しめるし、Youtubeやアニメなどの動画視聴も捗ります。

しかし低音域は…このサイズの筐体からは難しいのでしょうか。期待するほどの粒感は感じられないものでした。

総括すれば、バランスの良いスピーカーといったところかなと思います。真剣に音を楽しみたいって方にはもっと相応しいスピーカーがあると思いますがそれ以外であれば万人受けするスピーカーだと思います。

だからこその「A2+ Wireless」専用スタンド

「A2+ Wireless」専用スタンド

スピーカースタンドを使用することで音質面は多少、というか全く別物となります。空間が作り上げられる感覚を得られますし、傾斜がかかったことで自分の耳に音がダイレクトに入ってきますから臨場感もUP。

純正スタンドは中が空洞になっているので低音域にもブーストがかかって、上述した不満点もかなり薄れた気がします。

ぜひ純正スタンドの導入はお勧めしたいですね。Kantoのスピーカースタンドを使用している方もいるようでそちらもデザイン面からスッキリしていい感じだと思います。

▲Kantoのスタンドを使う人も多いです。

別売りのウーファーと組み合わせることも

別売りウーファーと組み合わせれば無敵か

価格面さえクリアできれば…

本製品の価格は約4万…

流石にポンと軽く出せる金額ではないですよね。筆者の感覚としては、スピーカーを購入したというよりはインテリア雑貨を購入した感覚に近いです。

ワイヤレス接続ができて、デスクに合わせやすいデザイン・サイズ

前述した通り、音質面については価格並みの満足感を得ることはできませんが、インテリアとして、デザインとしては満足度120点みたいな。そんな感覚に近いスピーカーだと思います。

どこに重きを置くかは購入を検討されている方それぞれあるかと思いますが、音質面に満足できなくても買って良かったと思えるスピーカーだと感じています。(今の所ね。)

むしろ、これくらいデザイン性が良いなと感じるものって他に選択肢がないんですよね。なんならデザイン系のスピーカーとして本製品を組み込むのであれば安い方ですよ。

類似製品ってないの?

Audioengineは人気商品でみんな持ってるし、真似したみたいで嫌だな。自分は人と違う選択をしたいなと考えている方(筆者もそうでした)、残念ながら無いのよ…

個人輸入をするのであれば選択肢はあります。

Kanto YU2

海外デスク界隈ではよく見かけるスピーカーです。「A2+ Wireless」と同じくコンパクトスピーカーなようで、Audioengineと違うカラーを選択できるメリットがあります。

ウォルナットとかもあってかっこいいんですよね。

気になる方はチェックして見てください。(買った人はぜひ教えてね)

Audioengine「A2+ Wireless」レビューまとめ

というわけでAudioengine「A2+ Wireless」をレビューしました。

人気のスピーカーなので、目にしたことがある人は多いと思いますが筆者は買って満足です。

おしゃれなデスクを構築したい。そんな思いの中から試行錯誤した結果たどり着いた「A2+ Wireless」という選択肢。セットアップしたデスクを目で見て楽しむスピーカーなのではとレビューしながら思いました。

音質面はクセがなく、バランスが良いので万人受けもするスピーカーでしょう。

コンパクトさ、デザインに大満足な筆者ですが、扱いやすい点も魅力的なポイントだと感じます。

せっかくなら納得のいくデスクセットアップを組みたい方、コンパクトなスピーカーを探している方、ざひチェックしてみてください。

今回は以上。それではー。