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サステナブルなスピーカー。House of Marleyの「Get Together Duo」レビュー!

さて、今回はずっとレビューを先延ばしにしていた筆者デスクの「顔役」とも言えるスピーカーについて書いていこうと思う。

記事を書かなかった理由は単純なんだけど「満足できなかった…」←コレなんです。

ただそのカラーリングや佇まいにはそれなりに満足していて、好きなんだけどおすすめはできない…そんなジレンマを抱えてました。

せっかくだしそこを含めて書いておきますので(いつまでも買い物上手になれないw)、気になる方は最後までご覧いただければ幸いです。

筆者が使用するスピーカーについて

筆者が使用するスピーカーはブックシェルフ型のBluetoothスピーカー「Get Together Duo」。

House of Marleyが手がけたスピーカーです。

about

House of Marley(ハウス・オブ・マーリー)は、ボブ・マーリーの普遍的な愛や音楽、そして自然や生命に対するリスペクトをマーリーファミリーが具象化し、素材と環境に配慮した製品を作ることを実現させるために誕生しました。

引用元:about “House of Marley”

House of Marleyの商品は「竹やFSC認証材、再生利用したアルミニウム、プラスチック、織地など」環境に配慮した素材で製作されているのが大きな特徴のひとつ。

竹やRewindファブリックで構成された商品が、House of Marleyの大きな特徴

「Get Together Duo」も例に漏れず、竹・REWINDファブリックなど、全面的にサステナブルな素材を使用したオーディオ機器類では唯一無二な存在。

スペックだけを見れば決して高性能な商品ではないけれど、世界的にロングセラーヒットとなった当ブランドのアイコンである”Get Together”シリーズのデザインを受け継いだ自然味のある外観が一目でHouse of Marleyだと言わんばかりのリッチな気分を感じさせてくれる。

ロングセラーの「Get Together」

「Get Togeter Duo」の主な特徴

ブックシェルフ型と言えど小型な「Get Together Duo」は、左右それぞれに3.5インチのウーファーと1インチのツイーターを搭載した構成になっている。

出力は合計20W(10W+10W)となっており、集合住宅に住む筆者としては「迷惑の掛からない」程度のサウンド。


重低音代表格のBOSE製スピーカーなどと比べれば「物足りなさ」があるものの、バランスよく聴き疲れしないチューニングが特徴的だ。

さらに、R側はBluetoothスピーカーとしてバッテリーが内蔵されている為、持ち運んだり好きな場所で使えるポータブルスピーカーとしての特徴を持っている。(最大再生時間:20時間)


それでは、外観や使い勝手について詳しくレビューしていきますので参考にしてみてください。

「Get Together Duo」レビュー

筆者は「Get Together Duo」をPCスピーカー用として購入しました。

こんなスピーカーを探してました

  • ウッド調、ブックシェルフ型スピーカー。
  • 側面ウッド×。前面ウッド◯。
  • 木目×ブラック
  • ワイヤレス接続可

まさに、探していたもの(主にデザイン面)がこの「Get Together Duo」だったわけ。

上品な竹の素材感とファブリックの組み合わせで筆者がイメージするデスクにピッタリ。グリーンやドライフラワーとの相性も良く、ナチュラルなデスクを彩ってくれる。そんな期待感を感じさせてくれた商品です。

主な製品仕様(スペック)

House of Marleyの「Get Together Duo」のスペックについて触れておきます。

正直、スペックはオーディオ好きを唸らせるほど魅力的なものではないかな。

モデル
Get Together Duo
サイズH20.1×W13.0×D10.5cm
重量約2.45kg
通信方法Bluetooth5.0
対応コーデックSBCのみ
W数20W(10W+10W)
ユニット構造ウーファー(3.5インチ)
ツイーター(1インチ)
フル充電時間8時間
ワイヤレスレンジ約10m
再生周波数帯域20Hz-20kHz
インピーダンス
入力端子3.5mmステレオミニプラグ
RCA端子
USB-C端子
付属品USB-Cケーブル(約1.2m)
RCA⇔RCAケーブル(約1.3m)
電源ケーブル(約1.5m)
参考価格19,980円(税込)
商品リンク詳細を見る

Bluetooth5.0だし、対応コーデックはSBCのみと、ひと世代前のようなBluetooth性能。

スピーカーで2万円以下という価格を考えれば色々と妥協は必要だろう。

SBC(Sub Band Codec)

電子ビット数 / サンプリング周波数 : 16bit / 48kHz

遅延は220ms(±50ms)

基本的に、全てのBluetoothオーディオ機器で再生可能です。

ちなみにApple製品で主に採用されているコーデックはAACだ。

「Get Together Duo」の外観

先に梱包内容から。

パッケージ内容

  • Get Together Duo 本体
  • 取扱説明書
  • USB-Cケーブル
  • 電源コネクタ
  • 電源アダプタ
  • RCA⇔RCAケーブル

スピーカー本体は、前面と背面に竹材を使用しており、木目とドライバーのブラックがとても相性が良い。

上品な佇まいはグリーンとの相性も良いのが分かるだろう。

本体サイズは、H20.1×W13.0×D10.5cmと、比較的コンパクトな仕上がりになっている。

狭いデスクでは使いづらいかもしれませんが、140cm以上の幅があるデスクであればバランス良く配置できると思います

なお、サイズには十分注意してもらいたいところ。

なんか横幅が広いなと思ったら表記サイズと違うじゃん!!

おいおい…

別に筆者はこれで不都合にはならなかったけど、公式サイトや、Amazonの販売ページ、某企業さんのブログには全てW(幅)が10.5cm、D(奥行)が13.0cmとなってます。

実際には、W(幅)が13.0cmでD(奥行)が10.5cmです。

構成は3.5インチのウーファーと1インチのツイーターという2way構成になっており、小口径のものが使用されていた。

ちなみにバスレフポートは見当たらない。

「Get Together Duo」のR側ユニット

左右でほとんど同じ見た目の「Get Together Duo」。

R側ユニットにはバッテリーが搭載されており、単体で持ち運びが可能だ。

最大駆動時間は20時間となっており、ライトな使い方をする分には全く問題ない駆動時間だ。


付属するUSB-Cケーブルで充電を行うようになっているが、充電器自体は付属しないので別途準備しておく必要がある。

デスク周りで使用する場合、多ポート仕様の充電器を使うと便利具合が上がります。

「Get Together Duo」のL側ユニット

一方、L側ユニットはACアダプターによる電源供給が必要となっている。

ACアダプターはいろんな規格に合うようにいろんなコネクタが同封されているが、その前にコイル鳴きをなんとかしてくれ

コイル鳴きはついては、電源を少し距離があるところに配置してるので気にならないけど、もう少し品質を高めてもらいたかったのが本音。


と、このように左右で電源まわりが全く異なる仕様なのでコード類が結構ゴチャつく。

気になる人は、ケーブルスリーブなどでケーブルをまとめるなどの工夫をしてみるといいだろう。

おすすめはコレ!ボリューミーにならず、スマートにコード類がまとめられます。


総合的にACアダプターと、USB-Cケーブルでの電源供給にはそこまで不憫さを感じないし、戸惑うことも少ないだろう。

で、気づいたかと思うが左右それぞれにステレオ入力端子が用意されている。L側にはL、R側にはRの入力をする必要がある為その辺が厄介かもしれない。

「Get Together Duo」の上下面

操作系インタフェースは左右で同じ作りになっている。

底面には滑り止めもしっかり施され安定していると言えるだろう。

接続方法

Bluetoothの接続方法について書いておきたい。

Bluetooth接続手順

  1. L側のスピーカーに電源アダプターを差し込む
  2. L・R側それぞれのスピーカー電源を同時に長押しして、電源をオンにする。
  3. デフォルトでは青色のLEDが点滅するが、しなければBluetoothロゴのボタンを長押ししてペアリング状態にする。
  4. 接続したいデバイスのBluetooth設定内のリストから「Get Together Duo」を2つとも選択。
  5. 以降は自動的にBluetooth接続するようになる。

接続時はLEDランプは青色に点灯、有線接続時は赤色に点灯するようになっている。

接続されているかどうかは確認しやすいのでこの点は特に問題はないだろう。

「Get Together Duo」を3ヶ月使用してみて

購入後すぐにレビュー記事を作成しようと思っていたが、色々と書きやすい記事を優先してしまったことで今更な感じになってしまった。

その代わりに3ヶ月使ってみて感じた「Get Together Duo」の使用感についてしっかりと書いていこうと思う。

3ヶ月使用してみた感想

  • 電源のオン/オフ仕様がめんどくさ過ぎる
  • 癖のある接続と、Macとの相性問題が使いにくい
  • スピーカースタンドはあった方が良い
  • 落ち着いたデザインでインテリアに馴染む
  • バランスの良い中高音、低域に厚みは無い。

以下では上記について触れていくので参考にしてもらえたら幸いだ。

使って気づいた電源仕様の穴

実際に使ってみるまでは気づかなかったが、「Get Together Duo」は左右がそれぞれ独立したアクティブスピーカー。

片方にアンプや端子が集約されていてもう片方にスピーカーケーブルが繋がっているものではない。

また、R側はバッテリー内蔵に対して、L側は電源に接続しておかないと作動しない。

その為左右それぞれに電源ボタンが存在しているので、2つとも起動させるのが実に面倒くさいのだ。

スピーカー自体はデスクの端の方に置きたいので毎回起動時に精一杯手を伸ばす「行為」自体がもう…ね…


しかも起動には「電源ボタンを長押し」する必要がある。ワンタッチであればまだ我慢できるが、「長押し」が必要なことでなんかモッサリ感じてしまう問題も。

電源ボタンで接続方法の切り替えを行う為仕方がないかもしれないがどうしても気になってしまう。


まぁ、一度起動するだけじゃないかって思うかもしれないけど、PC側で動画や音楽の再生をせずに一定の時間(15分)が経つと自動的に電源が落ちてしまう仕様も存在するので、それが地味に厄介なんです。

バッテリー駆動側の電源が落ちてしまうのはわかるよ。ポータブルスピーカーとして使える分省エネ対策なんだし。

でもさ、ACアダプター接続側まで電源が落ちてしまうので気づいたら電源が落ちてしまっていて再度2つのスピーカー電源を入れ直す羽目に…なんてことが起こりがち。


このあたりの仕様って使ってみないと気づかない部分だったりする。

人によっては欠陥だ!って感じるかもしれないが、ひとつ勉強になったと思うことにしておく。

リモコンで起動できたらまだマシだよな。

癖のある接続とMac miniとの相性問題

Bluetoothで接続する場合、ペアリングボタンを押して「Get Together Duo」を接続先のデバイス側で接続×2をすればよい。

ペアリング時はインジケータが青く点灯するので分かりやすさはある。

スピーカー自体は左右が自動でワイヤレスリンクする仕様になっているので、接続後は自動でステレオサウンドが楽しめるようになっているのだが、左右をペアリングしても片側からしか音声が出ないという事象が発生している。(不良個体かもしれないが・・・)

元々Bluetoothで使う気はサラサラなかったので別にいいんだけど…

片側からしか音が出ない状態だが、接続面の確認をしてみたが遅延は若干感じる上、Mac mini側の問題だろうが接続切れが頻発。

(過去に同じように、Bluetooth機器で接続切れが頻発した経験があったのでおそらくそうだと思う。)

Mac mini以外にもモニターに出力するので、モニターからAUXケーブルで音声入力してあげる使い方が筆者には合ってるんだけど、本製品にはAUXケーブルが付属していない為別途購入するなど準備する必要があるなど注意点が多い。

スタンドはあったほうが良い

スピーカースタンドがある状態とない状態で聴き比べてみると大きく違った。

スピーカースタンドはできれば用意したいところだ。


デスク上に「Get Together Duo」を置くと、高さが足りないので傾斜をつけたりスピーカーの高さを変えたりするともっと楽しめるだろう。

人気のあるAudioengineのA2+とセットで使われているのを良く見るKantoのスピーカースタンドを使ってみたが、いい感じに傾斜がつくことでデスクで椅子に座っていると音の立体感をしっかり感じ取ることができた。

ただ、サイズ的に若干不安定になるのが少し不満。

AudioengineのA2+と比べて5cmも背が高い「Get Together Duo」は衝撃で後ろに倒れないかどうかという心配が…

気をつけてればそんなことないんだけど、もう何回か落としてます。笑


Kantoのスピーカースタンド自体はデザインもスタイリッシュで、ブラックやホワイトといったスピーカーの色と合わせたカラーを選択できるのも魅力だと感じる。

最適じゃないのかもしれないけどデザインを優先しちゃったのが今の状況だ。

見ていて落ち着く。インテリアに馴染みやすい

前面と背面に使われた竹材、Rewindファブリックで覆われた側面は上品さがあってインテリアの邪魔をしない。

スピーカーって無機質でゴツゴツしたイメージだが、「竹+ファブリック」という素材感が全くそのイメージを感じさせないのも筆者としては大きな魅力に感じた。

反面、ファブリック素材はそこまで触れない側面に使われているにもかかわらず、3ヶ月使用した今となっては毛羽立ってしまった感が強い。

手入れをする必要があるなと感じるものの、「スッ」とインテリアに馴染んでしまう「Get Together Duo」はグリーンやドライフラワーなどとの相性もよく、おしゃれなカフェを連想しますのでデザイン的には買って正解だったと判断してます。

音質はどんな感じ?

中高音が重視されたチューニングが好きな筆者としては、音質の評価は高い。

低音域はそこまで持ち上げられていないので、落ち着いたリスニングに相応しいと思う。

ズンと響くような重低音が好きな人には物足りないかもしれない。


近ければそこまで低音域に不満を感じることは少ないのだが、スピーカーから離れると少し低音の力不足感を感じてしまう

デスクで使うPCスピーカーとして1m程度の距離で使う分には問題ないだろう。


それでも1日中BGMを流しているような環境では聴き疲れしないバランスの良い音質は、万人受けできるものではないのかと感じる。


また、片側10W程度の出力だが、集合住宅では周囲に迷惑を掛けない限界値だと思うし、6畳程度のワークスペースでは十分な迫力を感じます。

買ってよかったの?悪かったの?

で結局良かったのかよ、悪かったのかよってところは正直判断がつかない。

理想のカラーリングで他にも候補があるよってなら話は変わってくるが、この見た目を上回れるスピーカーをまだ見つけ切れていない。

デザインとしては満足だし、使い勝手としては微妙すぎ。で、音質はデスクで使う分には何の問題もなし。

どうなんだこれ…


とりあえずBluetoothは使えんので有線接続で問題は無いわけだし、電源の仕様は割り切ってしまうしかない。

・・・ということはまぁ、良かった…のか?

まとめ:スピーカーとしては中途半端かもしれないけど、やっぱり好きなスピーカー

本記事ではHouse of Marleyの「Get Together Duo」のレビューを行った。

商品としては少し中途半端な部分もある為、満足はしてないんだけど「替えが効かない」という点では買って良かったのだろう。

結構このデザインは気になる方も多いのではないかと思うので、買って気づく落とし穴的なところについてもしっかり書き留めたつもりです。

足りない部分や気づきがありましたら追記しますが、本当に「見た目はいい(中身もいいとは限らない)」ってやつです。

でもやっぱりこのデザインは好きなんです。音も結構好きだったりします。

そんなところでしょうか。

良かった点
・サステナブルな商品
・デザインがとにかく好き!
・中高音が重視されたチューニングが個人的に好み
・お手頃な価格帯
気になった点
・電源のオン/オフの仕様がめんどくさい
・Bluetooth接続が微妙
・製品品質に少し疑問点

というわけで、今回は以上だ。

それではまた!