VORNADEのサーキュレーターが我が家に届きました。
えぇ、買いました。
サーキュレーターといえばVORNADO
サーキュレーターと扇風機って同じようなイメージを持っていたのですが、「こんな違う!?」ってほど、扇風機と違うんですね。
直接風に当たって涼む扇風機と違い、サーキュレーターは部屋全体の空気の流れを作ることが目的なので全くの別物。
これまで扇風機しか使ってこなかった我が家ですが、間違いなく我が家はサーキュレーターの方が合理的だったと分かりました。
夏場にしか出番が来ない扇風機より1年を通して使えるサーキュレーターの方が満足度的にも上です。
サーキュレーターがオススメなひと
・夏場にエアコンの効きが悪い時、扇風機を天井に向けて首振り稼働しがちな人
・風が直接当たるのが苦手な人
・観葉植物に風を当てたい人
こんな人は是非ともサーキュレーターの導入を検討してみるといいかもしれない。嫌な空気とおさらばできるとほんと快適です!
ボルネード”360-JP”レビュー
購入品:VORNADE”360-JP”
購入したのはサーキュレーターで有名なVORNADO社の”360-JP”という製品。日本の賃貸住宅に適したサイズかなとこちらを購入しました。
VORNADOについて
- VORNADOの歴史
- 1920年〜
ボルネード・エアー社の歴史は「プロペラ機の性能を高めたい」という一人の発明家ラルフK・オダーの思いから始まる。
彼は航空機の研究をする一方、その技術を応用してボルネード・サーキュレーターを発明。
1940年〜
戦後、ラルフの発明したサーキュレーターは製品化され、高性能扇風機として人気を博しますが、エアコンの普及とともに人気は低迷することに。
その後何十年にもわたる研究により、どんな空調システムもサーキュレーターを併用すると、その効率を高められることが分かり、人気は再浮上し現在に至ります。
強力な竜巻風
VORNADO(ボルネード)の名前の由来はVORTEX(渦巻き)+TORNADO(竜巻)からのもの。
VORNADO製品の特長は強力な竜巻風にあり、強力な竜巻風は拡散せずに遠くまで届くことが可能です。
室内の空気を強力な渦で「攪拌」するのではなく、離れた壁や天井に空気を当てることで室内に自然な空気の流れを作り、室内全体の空気を効率よく「循環」させることを目的としたその”風”は強力でも、感じる風はとても柔らかく快適に感じます。
なぜボルネード製品が優れているのか、こちらの動画が詳しく説明してくれます。
ボルネード”360-JP”の外観・サイズ感
工業的なデザインが多いボルネードのサーキュレーターですが、購入した”360-JP”はモダンなデザインが特長的で、どんなテイストにも合わせやすいと思います。
ボルネード”360-JP”のデザイン
正面
横から
後ろ
コードは本体色
同モデルの大きいバージョンである”660-JP”の方が評価は高いのですが、置き場所を選ばないコンパクトさと買いやすい価格が魅力で筆者宅では”360-JP”を2台購入することにしました。
360-JP 10,120円(税込)
660-JP 19,800円(税込)
価格
他にも購入を迷っていたのが、BALMUDAの”Green Fan Cirq”。
バルミューダ「グリーンファンサーキュ」
価格はちょっとお高め(24,200円)ですが、デザインはやはりBALMUDA製でとても惹かれるものを持っていると思います。
ただ、本体サイズ(34×26×36cm)が我が家には少し大きすぎるかなという点と、「本体が黄ばみやすい」というレビューを何件か見かけてしまい購入は断念しました。
ボルネード”360-JP”サイズ感
- サイズ
- 幅23.0cm×奥行25.0cm×高さ29.0cm
保管するには少々嵩張るかと思いますが、1年を通して使用できるのがサーキュレーターの魅力ですし、存在感や圧迫感も少ないと感じます。
小型のスツールにも置けるくらいのサイズ感なので、置く場所を気にせず設置できるのが本製品を購入するメリットかなと思います。
一般的に、サーキュレーターはサイズが大きければ大きいほど良い。・・・ので設置場所が決まってたり、お部屋のサイズに余裕がある場合は大きい方を選んだ方が幸福度が上がりますよ。
ボルネード”360-JP”の主な製品仕様
モデル番号 | ||
電圧(V) | 100 | 100 |
風量調整 | 強/中/弱 ダイヤル式 | ターボ/強/中/弱 ボタン操作 |
サイズ | 23×25×29cm | 30×35×38cm |
重量 | 2kg | 3.3kg |
適用床面積 | 6-14畳 | 6-35畳 |
カラー | ホワイト ブラック | ホワイト ブラック |
価格 | 10,120 | 19,800 |
リンク | 詳細を見る | 詳細を見る |
ボルネード”360-JP”の使い方のコツ
エアコンのある部屋からない部屋へ
エアコンのある部屋から、ない部屋へ強制送風。
期待したいのはこの役割ですよね。
エアコンのある部屋から隣室内の壁に向かって数分間「強」で回した後、風量を「中」か「弱」にしておきます。エアコンからの空気がふたつの部屋を循環しますので、隣の部屋まで快適に。
「強」で運転するのは最初の数分
室内の空気を循環させるために、まずは「強」で運転します。
モーター音がうるさいですが、「強」で運転するのはほんの数分で大丈夫。
空気の循環を感じられたら通常は「中」か「弱」にしても止まることなく空気が循環し続けます。
エアコンの”冷気/暖気”を循環させることを意識して角度調整をすること
本製品は首振り機能がありませんが、風向の角度を調整することができます。
角度調整は、ステンレス部分がスムーズに稼働しますので、好きな角度に調整しやすくなっていました。
夏場の使い方
エアコンの空気を循環させると、肌にまとわりつくベタつきがなくなり、体感温度が下がります。
エアコンの温度設定も2−3度上げて問題なくて、経済的にも優しくなります。
- 2箇所以上の窓を全開にして室外に向けて運転します。(まずは窓の外に)
- 熱気がある程度排出されたと感じたら窓を閉め、エアコンを入れます。
- ボルネードサーキュレーターを室内の暖気の溜まるところ、天井に向けて「強」で回します。(部屋の角などに)
- 部屋全体が少し涼しくなったら風量を「中」か「弱」にします。
冬場の使い方
冬は温度ムラ解消に大変重宝します。
風が強すぎて寒くなったり、暖気を循環させられないということがないので冬場でも引き続き使えるのがサーキュレーターの良いところ。
- エアコンをつけ、ボルネードサーキュレーターを天井に向けて回します。
- 空気が回り出したら風量を「弱」に落とします。「弱」でも温かい空気は部屋の隅々まで行き渡ります。
春や秋の使い方
エアコンを付けるまでもないけど、なんか暑い。でもエアコンを付けると今度は冷えすぎてしまう。
そんな日には、2箇所以上の窓を開けて窓際から室内に向けて数分間「強」で回した後、風量を「中」か「弱」にします。
室外の涼しい空気が室内を循環し、快適に過ごせます。
空気を入れ替える。
窓を開けて室外に向けて回します。空気の流れがすぐにできますので空気の入れ替えがスムーズに行えます。
暑い日には2箇所以上の窓を開けるとさらに効果的。
さらに、梅雨時は床に溜まった湿度も循環させて足元さらっと。
部屋の隅やたんすの裏など、空気が澱みがちな場所を喚起してカビの発生防止にも室内にこもったニオイの換気に、洗濯物の室内干しの補助にも役立ちますよ。
大量の空気を動かすために定期的なお手入れは必要…なのだが。
ボルネード製品は大量の空気を動かすので、定期的な掃除を必要とします。
お手入れの頻度としては使用環境にもよりますが、一般家庭内だと月1度でも定期メンテができるなら十分です。
お手入れ方法
カバーが4箇所のネジで固定されていますので、本体背面からネジを取り外すとカバーが外せます。
取り外しにはドライバーが必要なんですが、このネジ穴の形状…トルクスネジでしょうか。うちにあるドライバーでは空回りしてしまい、開きませんでした。
深さも結構ありますので小さめなドライバーだと届かない恐れもあります。
こういった、精密ドライバーのセットに含まれているやつが必要だと…
ドライバーがないのでとりあえず流れを。
①カバーの掃除については、掃除機で埃を吸い取り、布で汚れを拭き取ります。
特に汚れがひどい場合、少量の中性洗剤を使って水洗いでOK。
②プロペラと本体内部の掃除も同様です。掃除機で吸い取り、布で汚れを拭き取る流れは変わりません。
エアダスターでササっとメンテナンスしてあげるのでもいいかも。
本体内部は非耐水ですので、水拭きはNG。モーターの軸受は潤滑油の補給が不要なので注油しないように。
本体背面(吸気口)部分は、掃除機で埃を吸い取ります。特に、中央部分はモーターの冷却用空気の取り入れ口になっていますのでこまめに清掃してあげるのが長持ちの秘訣だそう。
まとめ:どこにいても”快適”なボルネード・サーキュレーター
というわけで、我が家に導入したサーキュレーターを紹介しました。
去年はエアコンの買い替えがあり、10年ぶりのアップデートがされた我が家の空調問題なのですが、今年は扇風機を無くしサーキュレーターに変えてみました。
首振りがあった方が良いと今までは思っていたのですが、そんなことはなくて。部屋全体に空気の流れを作ってあげることが大切なんだと知りました。
空気の循環ができるようになったことで、特にエアコンの効きがずいぶんと変わったと感じるようになり、体感できる快適さがこれまでと全く異なります。
扇風機のように直接風に当たって涼むという夏ならではの行為ができなくなったことには少し寂しさを感じますが、どう考えても我が家にはサーキュレーターが相応しかったです。
さらにおウチ時間が快適になりました。
というわけで、扇風機をやめてサーキュレーターにしたお話でした。
今回は以上。それではまたー!