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【Apple AirTag(エアタグ)】レビュー|使い方は簡単だけど注意点は?今後が楽しみなアイテム

惹きつけるキャッチコピーはさすがApple。

見つける天才」は発売が何度も先送りされてようやくの登場となったわけで、発売と同時に筆者は購入してみた。

特に取り付けたいようなものが見当たらなかった為ひとつだけ。

Apple製品にしては3,800円は安い。

紛失防止タグは近年話題に上がることが多いのだが、一体どんな魅力があるのだろうか。

今回は、あのAppleが発売した「AirTag」について使ってみた感想や使い方、注意点についてまとめていきたい。

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AirTag(エアタグ)はこんな特徴

簡単にこの部分について書いていきたい。

ちなみにAirtagはiPhoneとの連携を前提に作られた紛失防止タグのことである。

Appleならではの紛失防止タグ

「AirTag」はAppleから発売された紛失防止タグである。

紛失防止タグにはTileやMAMORIOなどのメーカーの商品が既にシェアを広げており、様々な形状のタグが発売されている。

知っている人も多いのではないだろうか。

今回登場した「AirTag」はiPhoneに元々インストールされている「探す」アプリから追跡したり、位置を確認したりすることが可能だ。

しかもその捜索範囲は「人がいるような場所」であればどこでも大丈夫。

人通りの多い場所では正確な位置情報を取得でき、数m以内に近づくとARアプリでAirTagのある場所まで誘導してくれるものとなっている。

Appleならではの紛失防止タグとなっていることで大きな話題となった。

完璧な製品かと言われれば気になる点もあるので、そこについては後ほど述べていこうと思う。


自身で使用する分には、かなり良アイテムと言えるのでiPhoneユーザーには非常に使いやすいモノとなっているようだ。

紛失モードでAirTagを探す

 AirTag-2
引用:Amazon .co.jp


他社のライバル商品と明確に異なる本機能。

AirTagが接続しているiPhoneから離れると、最後に接続が途切れた場所情報を記録するような仕組みとなっていた。

とまぁここまでは普通なのだが、AirTagは近くをiPhoneが通る、つまりiPhone所有者が通ると位置情報が更新され自らのiPhoneに通知してくれるようになっているのだ。

世界的に見るとiPhoneのシェア率はたかが知れているが、日本国内に限ってはiPhoneのシェア率が50%を超えているので十分にその性能を発揮できることが期待できる。

2021年1月時点でiPhone:約58%、Andoroid:約42%となっているようだ。
参考:スマートフォンシェアランキング(Top10):ソフトウエア検証・第三者検証ならウエブレッジ

iPhoneユーザー多すぎ。

これだけiPhone所有率が高ければ落としても割となんとかなりそうな気がする。

あと、Appleの「探す」機能なんだけど、結構敏感でたとえば車でコンビニに立ち寄った時にAirTagを付けた鍵とか、iPadを車内に置いていくと「お使いのAirTagから離れました」って通知が来るのでかなり正確性が高いと感じている。

忘れ物防止としてもありがたい機能と言えるだろう。

AirTag(エアタグ)でできること要約

 AirTag-3
引用:Amazon .co.jp

つまりAirTagではこんなことができるようになる。

AirTagでできること

  • 位置情報の確認
  • ARアプリで正確な場所検知
  • ビープ音再生

要はAppleの強みであるiPhoneのシェア網を使用してAirTagを見つけられるよってこと。

しかもシェア率が高いから高い確率で見つけられるからすごいでしょ///ってわけだ。

・・・で、気になる点についてである。

多分筆者以外にも思っている人もいるだろう、「もし、悪用されたら・・・

AirTag(エアタグ)は危険性があるのか?

画期的なシステムとも思えるAirTag。

だが、悪用されることも十分考えられる。筆者でさえ考えつくようなことだ。

以下のことについて少し深掘りして行ってみよう。

故意に追跡することは可能か?

このAirTagが悪用される場合について、まず始めに特定の人を追跡することができるのか?である。


残念ながらNOとは言えないのが現状だ。

カバンなどに気づかぬうちに入れられた場合、不審な AirTagに気づければいいのだが気づかなければ追跡されてしまいかねないのだ。

もちろん、位置情報のみが分かるので移動ルートなどを把握することはできないのだが、自宅では動かない為どこに住んでいるかを把握されてしまう危険性さえある。

AirTagはApple IDとの紐付けがされるから犯人特定もできるだろうというのは甘い考え、そもそも、そんなことをしようとする人間が身バレしないように掻い潜る事はやぶさかではないだろうしな。

Appleの対策として

世界のAppleもそんな事は折り込み済みだと言わんばかりにセキュリティの安全性についても謳っている。

それは次のような内容である。

  • 知らないうちに追跡されることがないように、自分のものではないAirTagをしばらく持ち歩いていることが分かるとiPhoneの「探す」アプリに通知がされる。

「あなたが所持中のAirTagが見つかりました」

  • 通知をタップすると自分のものではないAirTagを持ち歩いた経路などをアプリ上で確認することができるようになっている。
  • どこにあるか分からない場合は、自分のものではないAirTagからビープ音を再生することができる。
  • 「この AirTag についての詳しい情報」をタップすると本来の持ち主が紛失物として設定していればシリアル番号が表示される。
  • 自分のものではない、本来の持ち主も紛失物として設定していないようであればストーキングの可能性があるので「この AirTag についての詳しい情報」を開いて画面の案内に従う。
  • もしくは、電池を取り外す。
  • 安全が脅かされていると感じる場合は警察への相談。


注意点として、この機能はiOS14.5以降に対応
とのこと。

つまりiPhoneユーザーは最新のiOSにしておけばセキュリティレベルを上げて守ってあげるってことだよね。


じゃあAndoroidユーザーは?

Andoroidユーザーは設定が必要

そうなのである。AndoroidユーザーはNFCの機能をONにしておく必要があるのだ。

ONにしていて、かつ不審なAirTagがNFCに反応しなければならないという難易度設定。ん〜。。。

そもそもNFC機能が付いていなければ?

ビープ音が鳴り出すまで気づかないよね。その前に位置情報を抜かれていたら・・・

Andoroidも早急に対応をしてくる気もするが、現時点では悪用される可能性として十分に考えられるのである。

いや、やっぱり考えたくないな。

でも商品がこうやって世に出回っている以上は、把握しておくべきだと思うんだよな。

拾った人が故意に電池を外す・壊す

これも十分考えられるよね。

拾ったものにAirTagがついている事がわかれば、悪意のある人なら電池を抜けば追跡できないし、電池の抜き方が分からなくても壊せば使えない。

そうなってしまうと紛失したものが見つかる可能性はほとんどなくなるだろう。

そこはもう日本という国を信じるしかないよな。

AirTag(エアタグ)の主な製品仕様

AirTagの製品仕様は以下の通り。

サイズ・重量直径31.9mm
厚さ8.0mm
重量11g
防沫性能、耐水性能、防塵性能IP67等級(最大水深1メートルで最大30分間)
接続Bluetoothによる近接検出
Apple製U1チップで超広帯域および「正確な場所を見つける」機能に対応
紛失モードに対応するNFCタップ
スピーカー内蔵スピーカー
バッテリーCR2032コイン型バッテリー
アクセシビリティVoiceOver
色を反転
さらに大きな文字
点字ディスプレイに対応
システム条件と互換性Apple ID
iOS 14.5以降を搭載したiPhoneおよびiPod touchのモデル
iPadOS 14.5以降を搭載したiPadのモデル
動作環境動作時環境温度:-20°〜60°C
同梱物AirTag(CR2032コイン型バッテリー搭載)
マニュアル
販売価格3,800円(税込)
正確な場所を見つける機能への対応機種iPhone11以降

AirTagのケースはどうした?

AirTagはケース無しではどうしても使いづらい。

間に合わせで適当なケースを使用していたものの、安いモノだとサイズ感が微妙に合ってなかったり、質感が安っぽかったりかなり後悔。

色々と探した結果、いい感じなケースを見つけたのでそちらを使用中。

AirTagケースのレビューはこちら。

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AirTag(エアタグ)の外観・サイズ

 AirTag-9


厚みは約8mmほど
。頑張って薄くしている感はあるけど財布なんかには入れられるような厚みではないのが残念。

ケースを利用してカバンや鍵に付けるのが簡単だろうか。

 Air Tag-11
 Air Tag-12
AirTagは電池式となっており、バッテリーの持ちは約1年と電池持ちが良いらしい。
型は「CR2032」となっており、最初はPanasonic製の電池が付属していた。多分新品のもの。
未だ確認はできていないのだが、公式によるとバッテリー交換のタイミングはiPhoneに通知してくれるようなので、なくした際の充電切れリスクは低減されている。

 

何にAirTagをつける?使い方のおすすめは?

 AirTag-10

筆者はこんな感じの使い方に落ち着きそうだ。

一応紛失防止タグなんで、付けるものに馴染むような色合いでケースを選ぶのが良いだろうなと感じた。
目立つものだとすぐ気づかれる可能性があるし。

現状、筆者も明確にこれがベストだという使い方を見つけられていない。

参考になればと思い、忘れ物が多いものを挙げておくのでこの中から該当しそうなものを見ていけばいいと思う。

  • スマホ
  • 財布
  • 上着
  • カバン
  • 電子タバコ
  • イヤホン・ヘッドホン

パッと思いつく限りではこんなものではないだろうか。

AirTagを貼り付けるような商品も出てきているので、リモコンに貼ると便利かもと思えるものも出てきている。

(AirTagでやる必要無いと思うけどな)

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AirTag(エアタグ)の使い方

初回設定方法

AirTagは開封してからすぐに使用できるようになっている。

保護フィルムを剥いでiPhoneを近くに持っていくと即座に反応。

AirTag−12

 Air Tag-13
 Air Tag-14
勝手に反応してくれて、あとは画面に沿って進めるだけ。数十秒ほどで接続完了だ。
この辺のUIはいつものことながら本当にすごい。
 
紛失モード
 
もし紛失した場合、iPhoneの「探す」アプリから紛失モードを有効にしてAirTagを探す事ができる。
拾った人が連絡できるように「連絡先」を設定することができるのである。
 Air Tag-15
 
自身の連絡先を設定しておいくのが不安とか、拾った場合に連絡してあげると連絡先が相手に分かるんじゃないかと不安かもしれないが、一応この点においても Appleはセキュリティ対策として以下のような仕組みを構築しているようだ。
 
AirTag は、根本からプライバシーを考えて作られています。AirTag には一意の Bluetooth ID が割り振られ、この ID は頻繁に変わります。そのため、どこからどこに移動したのか追跡される心配はありません。「探す」ネットワークを使ってオフラインのデバイスや AirTag を探すときは、全員の情報が最初から最後まで暗号化されます。なくなった AirTag を探す手伝いをしてくれたデバイスがどこにあったのか、だれのものか、Apple でさえ知ることはできません。(引用: Appleサポートページより
 
暗号化してるから大丈夫やでってこと。
ただ怖いから結局交番に届けると思うけどな。
 
正確な場所を探す
iPhone11以降に搭載されているU1チップでAirTagの近くにいる時、正確な場所を見つけることができるようになっている。
iPhone11以降に発売されたはずのiPhone SE(第2世代)では使えないようだ。
ん〜なぜ?残念。。。
 
 AirTag-18
付近にあると反応した時
 AirTag-19
3m以内に近づいた時
何度かやってみた体感ではあるが、AirTagまで5m付近であればぎりぎり反応してくれる。
3m以内になると矢印が表示されるようになりAirTagがどの方向にあるかを教えてくれるようになっていた。
 
 AirTag-20
確かに正確な場所が確認する事ができた。
 
上下などの判断ができない為、大型施設などでは本領を発揮させることができない。
結局は記憶次第である。

AirTag(エアタグ)が使えない時(リセット方法)

しばらく使っていると突然使えなくなったことがあったのでリセットを試してみた。

AirTagは1つのApple IDにしか紐付けができないので、他のiPhoneと紐づけたい時には一旦、「その人のApple IDからAirTagを削除」する必要がある。

紐づいていたApple IDからすぐに削除できる時はその方法で大丈夫だが、それができない時にはAirTag側から物理的にリセットを行おう。

リセット方法

  1. AirTagの電池カバーを外す
  2. 電池を外す
  3. 電池を再度取り付ける(音が鳴るまで)
  4. 音が鳴り終わったら、電池を外す→付けるをさらに4回行う。
  5. 電池を付けるたびに音が鳴る(合計5回)※5回目だけ少し音が違う
  6. 電池カバーを嵌める

以上の方法により、AirTag側からのリセットが行われることになる。

リセットが完了すると、AirTagはペアリング状態となるので、再度設定をしていこう。

AirTag(エアタグ)がおすすめな人

 AirTag-21

それでは、AirTagがおすすめな人はどんな人だろうか。

以下にまとめてみた。

  • iPhoneユーザー
  • よく物をなくす
  • 失くしたくない物を持ち歩いている

AirTagはiPhoneとの連携を活かした、とても便利な紛失防止タグであることに間違いはないだろう。

iPhoneユーザーに限られてしまうのだが、紛失防止タグを使用するなら AirTagはおすすめ。

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AirTag(エアタグ)をおすすめしない人

これは挙げるまでもないのだが、AndoroidユーザーはAirTagを活かせない。

そして、ものを失くさない、忘れないと絶対的自信を持っている人には必要のない物だろう。

あれ、挙げる必要あったか?

AirTag(エアタグ)購入者の口コミ・評価

実際の購入者の口コミや評価も参考になりそうなものをピックアップしてみた。(引用元:Amazon

総合評価()星5つ中4.4

口コミ

AirTag側からiPhoneを鳴らせない

星3.0

全体的に質感はいいです。
しかし、tileのようにAirTag側からiPhoneを鳴らすことはできません。
後発なのにこれは残念極まりない
今後に期待


iPhoneのネットワークを使ったグッズではあるが・・・

星3.0

iPhoneのネットワークを使ったグッズで、ストーカー対策、電源対策などよく考えられた良品だし、デザインも悪くない。最安値のApple製品といった感じですが、果たしてAppleが出す必要があったかなと疑問にも思う。基本これまでのApple製品は新しい生活スタイルの提案がベースにあり、既存のモノがあってもそれがかすんでしまうくらいのオーラが漂う製品がほとんどでした。ただの失せ物探しトラッカーなら既存のモノと同格でしかない。試しに2個買いましたが、買ったことすら忘れそうなものです。


動く物のリアルタイム追跡はできません

星4.0

AirTag自体に測位機能は無いので、通りすがりのiPhoneの位置情報がクラウドに届くのでしょう。真の位置から、AirTagとiPhoneの距離だけ離れて表示されます。自分のiPhoneにそれが表示されるまで数分の時間差があります。
僕が試したところ、最大40mの誤差と数分遅れることが多かったですが、遅れ幅はその都度変わります。
探すアプリでそこまで行って、自分のiPhoneでAirTagに接続しても、最初電波が弱くて方向と距離が表示されません。
どうも10m以内に入らないと表示しないようです。なので、アプリに表示されたタグの周囲を歩き回って電波の強い場所を探す事になります。
一度掴むと15mくらい離れても表示します。
方向と距離を掴むのに時間が掛かるので、ゆっくり歩く、あるいは立ち止まって待たねばなりません。これが非常に面倒です。
なので、動く物のリアルタイムの追跡はできません。
しかし、ボタン電池1個で1年稼働、自分で電池交換可能、防水仕様、街にあるiPhoneの台数、セットアップの容易さ、Apple製品としてこの値段は大バーゲンです。

AirTag(エアタグ)レビューまとめ

 AirTag-22

この記事では Appleが発売した「 Air Tag」について使用レビューと注意点について書いてきた。

良かった点

・正確な位置情報が掴める

・ビープ音が使える

・初回設定や使い方が簡単

・バッテリー持ちが良い

気になった点

・人通りが少ないと正確な位置情報を掴めない。

・簡単にバッテリーを取り外せる

・悪用される可能性が怖い

デザイン 3
機能性 4.5
使いやすさ 4.5
バッテリー 4.5
総合 4.1

Appleらしい簡潔さ、シンプルさがありながら機能面ではサードパーティー製品に遅れを取らない仕様となっており、iPhoneユーザーが使う紛失防止タグとしては非常に使いやすいアイテムとなっている。

AirPodsなどにも同様の機能を付けられるとありがたいユーザーも多いのではないだろうか。

確かに悪用しないようにとされているが、リスクとして危険性については、あらかじめ知識を持っておく必要があると筆者は感じる。

それにしてもちゃんと面白いアイテムを作ってくるところがさすが Appleである。

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