ユウボク東京様より商品提供をいただいたので、本記事では新製品「デイズリュック」について書いていきます。
ユウボク東京といえば「デイズポーチ」というガジェットポーチが最もメジャーな商品だと思う。
クラウドファンディングMakuakeで大成功させた「デイズポーチ」はガジェット類を完璧と言えるほど収納できる特化型ポーチで、自立させられるなど非常にユーザビリティあふれた商品で筆者のお気に入りポーチのひとつ。
ガジェット好きで知らない人はいないとは思うが、知らないのであればぜひチェックしてもらいたいアイテムだ。
当サイトでも取り上げたことがあるので気になったらチェックしてみてくれ。
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そんな魅力たっぷりのガジェットポーチを作ったメーカーがどんなリュックを開発したか気になるところ。
それでは、「デイズリュック」について詳しく見ていこう。
ユウボク東京「デイズリュック」の外観をチェック
デイズリュックは折り畳まれて非常にスリムな状態で届いた。
使わない時は、こうやってスリムに保管できるということだろう。
大きめのゴムバンドで止める仕様みたいだ。
伸縮性の高いゴムバンドでコンパクトに収納して置けるので、使わないときは折りたたんでしまえば嵩張りにくくなるぞ。
四角い形状が特徴的
デイズリュックは四角い形状にまず目が行った。
まるで「大人のランドセル」のようなその風貌はトレンドをしっかり押さえた形状。
外観が崩れることがない程、全面に型崩れを防ぐ芯材を使っている。
その為、「安定性」が非常に高くなり、リュック自体が「自立」するデイズポーチを彷彿させる特徴を感じた。
樹脂性の硬い底鋲
もちろん底面には底鋲がついており、リュック底面を汚れなどのダメージから守ってくれるようになっている。
デイズリュック自体は防水・防滴仕様にはなってないので、雨や汗・水濡れなどにより濡れたままで放置するとカビの発生の原因になるので取り扱い面には注意しておこう。
デイズリュックには2種類のサイズが用意されており、カラーは「ブラック」、もしくは「ネイビー・ブルー」から選択可能だ。
仕事での使用ができるか試したかったので、書類関係を多く持ち歩く筆者は、13インチのノートPCを収納しているが、容量が大きい方が良いと思い16インチサイズのデイズリュックを選択した。
各サイズは以下を参照してもらいたい。
画像引用:公式サイトより
- 13インチサイズ仕様
- ※13インチノートパソコン向けのサイズ
- ◆外寸
本体サイズ:高さ×横幅×厚み=約37.5cm×約26.5cm×約16cm - ◆ノートPCを収納するポケット
収納可能サイズ:深さ×横幅×厚さ=約35cm×約25cm×約3cm - ◆2段部分の下空間サイズ
下層寸法:高さ×横幅×厚み=約17cm×約26.5cm×約9cm
画像引用:公式サイトより
- 16インチサイズ仕様
- ※16インチノートパソコン向けのサイズ
- ◆外寸
本体サイズ:高さ×横幅×厚み=約43cm×約29.5cm×約17cm - ◆ノートPCを収納するポケット
収納可能サイズ:深さ×横幅×厚さ=約39cm×約27cm×約3.5cm - ◆2段部分の下空間サイズ
下層寸法:高さ×横幅×厚み=約17.5cm×約29.5cm×約10cm
多くの人は13インチサイズのもので満足できるだろう。流石に、16インチサイズにもなるとやはり通常使用としては大きくて邪魔になるかもしれない。
ただし、宿泊を伴うような外出時には、1泊分の荷物等も含めてひとつで収納できるので、使用状況を想定した選択をおすすめしたい。
肩紐部分はメッシュ素材が使用されているので蒸れに強く作られていた。
触った感じでは、クッション性は物足りず芯材の硬さが少し気になる。
背負ってみたところ、そこまで気になるほどではなかった印象を受けたので問題はないだろう。
ちなみに、リュック上部には可動式の持ち手が付いており、持ち手を引き上げると肩紐が持ち上がってスッキリさせてくれる面白い仕様だ。
肩紐が床にダラんとついてしまう事が多かったので、この仕様はありがたみがあるぞ。
ちなみに付け根部分は、耐久性を上げるために平たい持ち手を採用したそう。
しかし、手に持つとこの平らな持ち手が食い込んでしまい、持ちづらさを感じた。
申し訳ないが、個人的にはデザイン性も感じられず、耐久性を得るために犠牲にしたものの方が大きいのでは?と感じてしまったのが残念…
背中のベルトは、肩ベルトやキャリーケースに固定するためのもので、出張や旅行時にも組み合わせて使用することも想定された設計だ。
収納
収納はフロントポケットとメイン収納となっており、メイン収納にはノートPCを収納できるスリーブが備わっている。
収納したのはLenovo ThinkPad 13x
PCスリーブを使用していても十分収納可能だ。
- デイズリュック13
- ノートPC収納ポケットサイズ:深さ×横幅×厚さ=約35cm×約25cm×約3cm
- デイズリュック16
- ノートPC収納ポケットサイズ:深さ×横幅×厚さ=約39cm×約27cm×約3.5cm
13インチ、16インチの双方とも十分な収納スペースの為、PCスリーブに収納したままでもポケットに入れることができるだろう。
ユウボク東京が販売しているノートパソコンスリーブ「ピークラッチ」に適したサイズ感で相性は良さそうだ。
その他の収納はフロントポケット。
厚みがそこまでないので、小物類を収納するポケットになりそうだ。
ワンアクションで2層式リュックにチェンジ
デイズリュックの魅力のひとつである「2層構造」。
リュック内部に仕込まれた仕切りを展開することで、リュック内を「上・下」に分ける2層式構造を使用することができるようになる。
上層部と下層部に分けることでリュック内の空間を無駄なく使用することができるようになり、上部からアクセス・側面からアクセスすることで「使い分け」ができるのだ。
また、下空間のサイズは同社の「デイズポーチ」がピッタリ入るサイズになっており、よりスマートに使用することができるようになっている。
耐荷重は?
耐荷重は約3kgほどまでを想定した設計となっています。
使ってみて気に入った特徴
実際に仕事で使用するリュックとして1ヶ月ほど使用してみたので実際に使ってみて気に入った部分についてご紹介しよう。
デイズリュックのお気に入りポイント
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2階層に分けられるので無駄なく使える
ワンアクションで2階層仕様に変更できるデイズリュック。
上層・下層でそれぞれ分けられるので、リュックを使っている時に起こりがちな上の無駄な空間がなくなります。
16インチサイズでは、空間もそこそこあるので1泊できるほどの荷物は入るようになっていました。
着替えなど、仕事の場面では必要のないものが入っていたとしても上・側面のどちらからもアクセスできるのでリュックの中がぐちゃぐちゃになりにくいのが2層式の魅力だと感じた。
2層に分ける為の仕切りは非常にしっかりした作りになっているので、カメラを使う方なんかは分けて収納できる点利便性が高まるのではないかな。
自立させやすい
芯材がしっかりしていること、厚みがしっかりあることでリュック自体は「自立」させやすい形状となっている。
ビジネスの場においてもリュックスタイルは浸透していると思うが、自立するリュックは少なく、壁に立て掛けたり自分の足で挟んだり座っている椅子に立てかけたりするなど少しみっともないこともあるので「自立」するってことはとても使いやすいと感じられた。
机の下に置いていても、大きく開口させた状態でキープさせることができるので、何か必要な時にサッとアクセスできる点も非常に優秀。「自立」するからこそできることが多いと感じることができた。
ファスナーにも細かい工夫を感じた
リュックメイン収納部分
フロントポケット部分
一通り見ていったところで、ファスナー部分にも細かい工夫が見られたので紹介しよう。
ファスナーは「デイズポーチ」同様、引き手付きのファスナーになっており非常に開け閉めがしやすいようになっている。
一方向のみの開け閉めとなる部分は少し気になってしまったが、「開け閉め」のしやすさ、「ガバッと開く開口部」はリュックの内部を視認しやすく使いやすい。
また、ファスナーの先端はマグネットホックになっており、リュックの側面にくっつけられるようになっていた。
両側面には同じように上下に開閉できるファスナーが備わっている。
大きな引き手が少し特徴的でこちらも「開け閉め」が容易だった。どちらからもアクセスができるので使い勝手はかなり良好でした。
一番下まで下がるファスナーになっているので、ガバッと開き、出し入れしやすい機能である。
残念だった点
一方で、使っていてどうしても「無視できない」気になった点があったのでそこもお伝えしておこう。
収納ポケットが少ない
収納部分を紹介している時に「あれ?」と思った方もいたかもしれないが、「デイズリュック」は収納ポケットが非常に少ない。
学生の頃までは、よくカレッジリュックを愛用していたので「大きな問題ではないだろう」と思い、試しに1ヶ月間仕事で使ってみたものの我慢できず。
ビジネスの場で使う場合って意外とモノが必要なんです。
財布・カード入れ・名刺ケース・ノート・ペンケース・鍵などなど…
特にノート(メモ帳)とペンなんかはすぐに取り出せるような状態が望ましいのでペンホルダーは欲しかった…
財布を出すときにもたつくし、鍵もなかなか見つからない、そんな状態が少しストレスに感じてしまったので収納は大事だと個人的には感じます。
デイズポーチってこれでもかってくらい収納があったのが良かったので、デイズリュックにもそれを期待してしまったせいか、残念に感じてしまいました。
バッグインバッグを持っている方や、普段から持ち歩くものが少ない方なんかには良いと思います。
あくまで筆者の使用環境では合わなかったというだけなので参考程度にしてください。
仕切りの隙間に物が入り込む
もうひとつ気になった点は、これも収納面。
2層式にする内仕切りは内部に隙間が発生してしまうので、ここにモノが入り込んでしまうことがしばしば。
もちろんある程度の大きさがあるものを収納していれば何も不都合はありません。
しかし、収納の少なさ故にどうしても上層部に細かいものを入れてしまう時もあります。
メーカー側もこの点は注意点として挙げられていますので、この間仕切りを採用する上でどうしようもない仕様なのでしょう。
マジックテープで止めるよりもよほどしっかりしている仕組みだと思うのでこの作り自体は評価したいのですがもう一つ。
やはりバッグインバッグやポーチなどを駆使して工夫する必要がありそうですね。
まとめ:2階層仕立ての便利さを実感。カジュアルな使用者向けのリュック。
2層式は見た時から「便利だろうな」と感じていたが、実際に使ってみると無駄なく使用できていると実感できなおかつ利便性が非常に高いリュックでした。
仕事用として、1ヶ月ほど使用してみましたが細かいものを持ち運ぶことが多いので収納の少なさには少し使い勝手が悪く感じてしまったのが感想です。
13インチ用のコンパクトなリュックで必要な持ち物だけ持ち歩く。みたいにカジュアルな使用者には適してるなというのが筆者の意見でした。
2層式のリュックはまだ数は少ないですがこの利便性は他に変え難いものがありますのでどんどん進化していって欲しいですね。
今回は以上。それではまた!