Wi-Fiルーターの印象が強い「TP-Link」ですが、”Tapoシリーズ”というスマートデバイスという製品群があるのはご存知でしょうか。
弊サイトでも「TP-Link」様提供で、”Tapoシリーズ”をいくつかレビューしてきました。どれも「安価で性能が良く、アプリがめっちゃ使いやすい」という印象を持っています。
- スマートカメラ”Tapo C225”
- ロボット掃除機”Tapo RV10Plus”
- スマートLEDテープライト”Tapo L900-5”
これまでに当サイトでレビューしたことのある”Tapoスマートデバイス製品”
改めて、”Tapoシリーズ”はTP-Linkの中でもスマートデバイスが中心のシリーズ。スマートLEDライトやプラグ、ロボット掃除機など、購入者にもわかりやすく単独でも使いやすいスマートデバイスが中心でした。そして今回、”Tapoシリーズ”に追加された7製品はどちらかといえば縁の下の力持ち的な存在になりうるアイテムばかり。つまり「組み合わせて使用すること」で本領を発揮していくものが多いのがこの度発売された新製品と言えるのかな。
例えば。。。
こんなスマートLEDランプや
スマートLEDランプ”Tapo L510E”
ロボット掃除機など。
ロボット掃除機”Tapo RV10 Plus”
実際に動かしたいスマートデバイスを連携させて使用できるようにするのが本記事で紹介する7製品です。
ちなみに、我が家ではスマートデバイスを「アレクサ」と紐付けしていて、「アレクサ、電気をつけて」や「アレクサ、掃除機をつけて」など音声でコントロールができるようにしています。
新しく発売された”Tapoシリーズ”の7製品
たまに声すら出したくない日もあって、「家に帰ってきたら自動で電気が点いてくれないかな」みたいに、アプリや、スマートスピーカーを介さずにスマートデバイスを動かすことができるようになるのが今回新たに発売された製品でできること。
これまででも使いやすかったスマート家電やデバイスがもっとシームレスになってくれるので「より快適」な空間作りが目指せる製品になっていると思います。
そして今回、多くのラインナップが加わったことで、『TP-Link製品で揃える』なんてこともできつつあります。アプリひとつで全てのデバイスを管理できるようになるってことはユーザーとしては嬉しい限りです。
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それでは、本記事では新たに発売された”Tapoシリーズ”の7製品をそれぞれご紹介していきます。
良かったら参考にしてみてください。
本記事はメーカー様より製品提供をいただき作成しています。
本記事で紹介する”Tapoスマートデバイス”一覧
製品画像 | |||||||
製品名 | Tapo H100 | Tapo T100 | Tapo T110 | Tapo T310 | Tapo T315 | Tapo S200B | Tapo S200D |
カテゴリ | ハブ | センサー | センサー | 温湿度計 | 温湿度計 | ボタン+調光器 | ボタン+調光器 |
価格 | 2,800 | 2,600 | 2,200 | 1,800 | 2,980 | 2,300 | 2,600 |
リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
価格は公式サイトよりリンクしてあるAmazonに掲載されているものです。(執筆時点)
こういったスマートデバイスはSwitchBotがラインナップを豊富に揃えているため、「先行している感」がどうしてもありますが、全て揃えようとするとかなりの金額になってしまいます。
一方で”Tapoスマートデバイス”は3,000円以下でいずれも入手可能。ハブ、センサー2種、温湿度計、ボタンを購入しても1.2万円程と、明らかに安く揃えることができそうです。
ひとつだけ注意しなければならないことがあって、Tapoシリーズを制御するため(Tapoシリーズ同士を連携させるため)に、スマートハブである”Tapo H100”の購入は必須です。購入ページにも記載はされていますが、一応書いておきます。
スマートハブ”Tapo H100”
今回紹介する7製品の”Tapoシリーズ”。スマートデバイスとしての役割を引き出すために「どうしても」必要なのが”Tapo H100”になっています。
センサーによる検知や、ボタンの押下などでショートカットを作動させたり、スマートLEDランプやスマートプラグ、スイッチなどのTapoデバイスを操作することもできます。
スマートスイッチ…?これから発売されるものでしょうか。
このように”Tapo H100”は、他のTapoシリーズを動かすための「ハブ」機能が主なものとなっています。「チャイム機能」が搭載されているのも新鮮で、いろんな使い方ができそうですよね。
”Tapo H100”の外観・デザイン
”Tapo H100”
チャイム機能が付いていますので、スピーカーのようなデザインになっているのが特徴的ですね。
側面
背面
アダプタ内蔵型であるため、コンセント挿すだけですぐに使用できるようになっています。一方でコンセントのある場所でしか使用できない点が使いにくいと感じることも。
肝心のサイズ感ですが、かなりコンパクトでした。「厚み」は確かに気になりますが、コンセントの場所さえ問題なければ気になることはほとんどないでしょう。
”Tapo H100”の特徴まとめ
- 広範囲で使用可能:優れたワイヤレス接続で連携したデバイスとの安定した接続を実現。
- 省電力プロトコル:接続デバイスを効率的に動作させ無駄な稼働を減らします。
- スマートアラーム:Tapoスマートセンサーとの連携で侵入者等に警告を出したりすることも可能。
- スマートドアホン:19種類のサウンドに対応、Tapoスマートボタンと連携させたスマートドアホンを構築できます。
- Tapoエコシステム:最大64台のデバイスを接続することができる。
スマートモーションセンサー”Tapo T100”
モーションセンサーである”Tapo T100”。
範囲120°、最大7mまで検知可能なセンサーで、動作検知を主な役割とする本機。動作検知によるスマホへの通知というありきたりな使用方法よりも、「動作検知をトリガー」とすることで、Tapoスマートデバイスを必要な時に作動させることを目的に購入したいアイテムです。
スマートアクションを駆使することで、動作検知と同時にTapoスマートデバイスをまとめてON/OFFすることができるから、よりスマートなスマートホームを組み上げることもできますね。
動作検知でスマートLEDランプやスマートプラグがONになる設定ができますね
”Tapo T100”の外観・デザイン
”Tapo T100”
角度は設置後でも変更できます
検出範囲は調整可能
センサーは120°の範囲を最大7mまで検知可能。検出可能距離は3段階から選択できますから必要な範囲で検知させることもできます。
3段階の検出可能距離の設定ができます
日本の居住空間は狭いので、検出可能範囲は十分すぎるほどでした。
電池持ちは約2年間
1日に50回前後の動体検知をした合計25000回程度の駆動が期待できる長持設計。
設置方法は簡単
置く/貼り付ける/磁石でくっつけるが可能
”Tapo T100”の特徴まとめ
- 広範囲の動作を検知:120°、最大7mまでの検知が可能
- センサーライト化:センサーの動体検知やスケジュールを利用して別売りのスマートLEDランプ等のON /OFFが可能
- 省エネ:動体検知をトリガーにするので、必要なタイミングのみ起動するようになる
- 即座に通知:動体検知で即座にスマホに通知が届きます
- 電池駆動:ボタン電池駆動で、2年ほど使用できます
- 簡単設置:磁石、両面テープなど設置場所に合わせて選べる
スマート接触センサー”Tapo T110”
”Tapo T100”が動作検知ができるモーションセンサーだったのに対して、接触の有無がセンサーとなるのがこちらの”Tapo T110”です。
2つに分かれたセンサーが離れることで、スマホに通知を送ったり、スマートデバイスが動作するようにオートメーションを組むことができます。
ドアを開けると自動でスマートLEDライトが点灯するようなオートメーション機能はすぐに思いつきますがとても使い勝手の良い使用方法です。
設置の際に取り付け幅にだけは注意が必要ですので、できる限り近づけられるように設置しましょう。
”Tapo T110”の外観・デザイン
”Tapo T110”
ドアや引き出しの開閉をしっかり確認したり、ペットや子供の出入りを検知するなど、いろんな使い方ができそうですよね。
”Tapo T110”の特徴まとめ
- 窓/ドアのセーフガード:窓やドアに貼り付けることで開閉をリアルタイムに確認することが可能
- 即座に通知:取り付けた箇所で動きがあれば、即座に通知が届くのですぐに確認ができる
- スマートアクション:他のスマートデバイスと連携させることで「扉を開いたら玄関の電気が点く」ような自動化する機能を付属することができます。
- 簡単設置:付属の3Mのシールを使って簡単に取り付けが可能
- 優れた互換性:Tapoエコシステムの一部として様々なデバイスと連携して使用できます。
スマート温湿度計”Tapo T310”
”Tapo T310”はスマート温湿度計ということで、設置場所の温度と湿度のデータを記録して季節ごとにまとめたりすることも可能なデバイスになっています。
最大2年間の電池持ちとスイス製の高精度センサーが搭載された本機は最大2年分のデータを無料でエクスポートできます。
スマホからはいつでも設置したお部屋の状態を確認でき、急な空調の変化にもすぐに対応できるよう、温度や湿度が設定値外になるとアプリからアラートを送るなども可能です。
スマートプラグに接続した扇風機も、室内温度が規定値以上/以下で電源ON/OFFができるようにもできますから、室内を快適な状態に保ちつつ、無駄な稼働を防いで節電などにも繋げられそうですね。
”Tapo T310”の外観・デザイン
”Tapo T310”
付属のストラップで吊るしてもOK
”Tapo T310”の特徴まとめ
- 高速&正確にモニタリング:高精度なスイス製センサーが温度と湿度を検出し、2秒ごとにデータを取得・更新する。(精度:±0.3℃/±3%RH)
- おうちを自動化:周囲の環境が設定ちの規定外になった時に、連携したデバイスを自動でON /OFFさせるように設定することができます。
- データチェック:温度と湿度のデータを記録してまとめてくれるので、季節ごとの状況をチェックすることも可能です
- アラート機能:計測値が設定の範囲外になったときに通知を受けることが可能
- 簡単設置:デスクや棚に置くだけでなく、吊り下げたりマグネットや両面テープで取り付けることができます。
スマートデジタル温湿度計”Tapo T315”
基本的には”Tapo T310”をデジタルに可視化できるようにしたデバイスが”Tapo T315”。
できることは基本的に同じだが、アプリを開かずともすぐに確認がしたい方にぴったりなデバイスになっています。
”Tapo T315”の外観・デザイン
”Tapo T315”
単4電池が付属しますが、自分で取り付ける必要があります。背面のカバーを開いて装着しましょう。
”Tapo T315”は2.7インチディスプレイで、広視野角だからどの角度からも見やすくなっていました。
パッと目につく場所に置いておきたいですよね
”Tapo T315”の特徴まとめ
- ”Tapo T310”とできることは一緒
- 2.7インチE-inkディスプレイ:温度・湿度・電池残量・信号状態・快適度を表示
- 簡単設置:デスクや棚の上に置いたり、付属のシールで貼り付けも可能
スマートボタン&調光器”Tapo S200B、Tapo S200D”
TP-Linkのスマートボタン”Tapo S200”はボタンのみの”S200B”と壁付け用のプレートが付属する”S200D”の2種類がラインナップされています。ボタン自体は同一のものですので、壁に取り付けたいかどうかで購入品をご検討された方が良いでしょう。
スマートボタンでは、『押す』や『回す』などのシンプルなアクションで連携したデバイスを操作することができます。ボタンを回してスマートLEDランプを調光したり、ボタンを押してスマートプラグに接続した家電を動かしたり、などの便利な使い方がたくさんありそうです。
”Tapo S200B”の外観・デザイン
”Tapo S200B”
”Tapo S200D”の外観・デザイン
”Tapo S200D”
”Tapo S200B”、”Tapo S200D”の特徴まとめ
- スマートアクション:ライトやプラグなど、複数のTapoデバイスをスマート調光器ひとつでコントロールできる
- アプリを開かず操作:事前に設定したスマートデバイスを、アプリを開かずにワンアクションで操作可能
- 家中でコントロール:複数のスマートボタンを配置しておけば、お家の様々な場所からデバイスを手軽に制御することができます
- アクションのトリガーに:1回タップ、2回タップ、回転させることで作動するアクションをそれぞれ設定することができます
- 簡単設置
- 電池は1年以上使用可能
”Tapoシリーズ”を使ってみて
と言うわけで今回登場したスマートデバイス7製品を使ってみました。
セットアップが簡単
TP-Link製品全体的に言えるのですが、セットアップはめっちゃ簡単…!
使う前にアプリ上へ登録する必要があるのですがこれが簡単だから負担に感じないんですよね。
TP-Linkのアプリ画面
スマートハブ”Tapo H100”のセットアップ画面
スマートハブにスマートボタン”Tapo S200B”を追加(登録)していく画面
スマートハブが必要となる本記事で紹介した各デバイスは、登録したハブにそれぞれ登録していくことになります。
接続自体もすぐに行えて、ハブ以外の6製品全てを登録してみるのに10分も掛かりませんでした。
アプリは相変わらずわかりやすい
もちろんセットアップだけじゃなくて、使用中のアプリのインターフェースもわかりやすくて個人的には好きです。
スマートセンサー”Tapo T100”のスマートアクション設定画面
スマートボタン”Tapo S200”のスマートアクション設定画面
見つかりやすいデザインだし、デバイスごとの細かい設定なんかもスムーズに行えます。
こう感じるのはきっと僕だけじゃないはず。
これからのラインナップ拡大に期待したい
この記事で紹介したスマートデバイスを使用することで、例えば「リビングのドアを開いたら照明が点灯する(スマートLEDランプ、テープランプなど)」、「温度○度以上で、スマートプラグON」やら「スマートボタンを押すとロボット掃除機が動く」など、トリガーとなる行動をすると連携したデバイスを操作することが可能です。
とは言ってもまだ簡単な操作。
これだけのラインナップを揃えて筆者的には「SwitchBotを意識してるなぁ」そんな感想を抱きましたが、まだまだラインナップ不足であることは確かなこと。
物理ボタンが必要な家電のスイッチを押したり、カーテンが自動で開いたりすることは「まだ」できません。きっとこれから増えていくはず!…と期待して待っていたいと思います。
”Tapoスマートデバイス”のレビューまとめ
というわけで、”Tapoシリーズ”から新たに登場したスマートデバイス7製品をご紹介しました。
まずはスマートハブが購入必須になってしまうことは冒頭でも述べましたが、ハブを介することでTapoデバイス同士を連携させ色んな動作をすることができるようになりました。
アプリをわざわざ開いたりすることなく、動作する仕組みが作れたりとシームレスで快適な生活を送るための組み合わせを考えるのも楽しいですよ。
スマートホームに興味のある方や初心者の方にピッタリな製品だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は以上です。それではまた!