設置場所を選ばないモニター付きインターホン。”スマートビデオドアベルG4”をAqara様よりご提供いただきましたので、本記事ではこちらの商品紹介と使用レビューをお届けします。
スマートデバイスである本製品は、アプリを通すことでiPhoneやMacからカメラで見れる映像へ簡単にアクセスが可能です。来客の通知もスマホで受け取ることができ、音声での応答もそのままできるので、わざわざインターホンの前まで行って対応する必要がなく、その場で来客の対応ができるところはかなり便利に感じました。
来客時のドアベル機能だけではありません、本製品にはセキュリティ機能が期待できセンサーが作動することで玄関前での不審な動きを録画する、長時間滞在する不審者がいればアラームが鳴る、といった安全面にも大きく貢献してくれるので女性の一人暮らしなどにも有用だと感じました。
そんなAqaraのモニター付きスマートインターホン”スマートビデオドアベルG4”のレビューをしていきますので良かったら参考にしてみてください。
Aqara ”スマートビデオドアベルG4”レビュー
外観や製品仕様をチェック
まずは、本製品の外観や製品仕様を紹介していきます。
商品には、ドアベル本体とチャイムリピーター(中継機)が含まれています。
チャコールグレーの本体と主張しすぎないデザインはシンプルでスタイリッシュ。同じ類の商品は他メーカーから販売されていますが、その中でもデザイン性はピカイチ。
本体は防水仕様になっていますので、屋外での使用をしっかり想定されています。
カメラはフルHD(1080P)画質で162°の広角視野仕様となっていますので玄関周りをしっかりカバーしてくれます。また、暗がりの中でもしっかりに顔を映すことができる赤外線ナイトビジョンも標準搭載。
スマートドアベルですから、スマホを開けば来客対応ができる他、登録した顔の人物が帰宅した際にカメラが検知し通知をしてくれたり、玄関先で長時間留まっている人物を検知した場合にアラート音を鳴らすなど(要設定)、通常のドアベル以外にもセキュリティカメラとしての要素を持っています。
セキュリティカメラとは思えないデザインはある意味アリ!
こちらが裏面。
取り付けは付属のネジで固定する方法と、賃貸などでも使用できるように両面テープが元々備え付けられていました。
側面のキャップを外すとネジがあります。ネジを緩めることで裏面を本体から取り外すことができ、中に乾電池(単3)を入れるような仕組みでした。ちなみに、裏面の電池カバーはスライドして取り外す仕様です。
電池を含まない重量は163g(実測値)に対して、電池を含めた重量は302g(実測値)と、流石に単3乾電池6本を含めると重たい。。。壁面の材質によってはこの両面テープの固定方法で本当に大丈夫なのか、と正直不安なところです…
逆に両面テープでガッツリ固定されちゃっても退去時に破壊しかねないですし、この手の両面テープは信用しない方が懸命だと個人的には考えています。
そんな筆者が、取り付けに選んだテープはこちら。
この神テープで貼り付けると、退去時も傷つけずに剥がすことができます。
若干粘着力は落ちますので、ドライヤーなどで温めてから貼り付けることでしっかりと貼り付けることができますよ。
また、こちらがドアベルとスマホを繋ぐ中継機としての役割を持つチャイムリピーター。めちゃくちゃ音がでかいので注意してください笑
ドアベルの呼び鈴を押すとこのチャイムリピーターから音が鳴る仕組みになっています。有線仕様になっているので、どこか電源の近くに配置する必要があるのが少し不満。
しかも、中継機なしではドアベルは機能しませんので、必ずどこかに設置しておく必要があります。
ドアベル自体は付属の中継機にペアリングされているので、ドアベル単体で盗まれたとしても機能しないってゆう防犯面を考えた仕組みでもあるのでしょうが、ここはちょっとした不満点でもあります。
ちなみにですが、録画データをSDカードに保存する場合は、中継機のmicroSDカードスロットを使用します。
ドアベルを押された時や、検知システムが作動した時に保存されるデータはデバイス上に7日間保存されています。それ以上に、長期間に渡り管理したい場合は、Aqaraのクラウドサービスを契約するか、SDカードを使用するの2択になりますが、個人的にはSDカードの方がオススメ。
メインで使用するものについては、以上のような感じです。
製品仕様
Aqara”スマートビデオドアベルG4”の製品仕様としては以下にまとめておきます。
商品名 | スマートビデオドアベルG4 |
サイズ | ドアベル本体:約 141.5 × 65.0 × 30.4 mm 中継機:約 65.2 × 65.0 × 28.4 mm |
重量 | ドアベル本体:約 163 g 中継機:約 68 g |
解像度 | 1080p |
視野角 | 162° |
駆動方法 | ドアベル本体:乾電池(単3×6本) 中継機:USB(5V/1A) |
暗視距離 | 約30m |
音声通話 | 双方向 |
動作環境 | -18°〜50° |
価格 | 通常価格 16,980(税込) |
パッケージ内容
パッケージ内容についてもご紹介しておきます。
パッケージ内容
- ドアベル本体
- 中継機
- 20°ウェッジプラケット
- 単3乾電池
- USB-Cケーブル
- ドライバー
- ネジ・壁打ち付けアンカー
- 取扱説明書
このプラケットについてですが、取り付けたい場所によってはカメラの向きを調整したい、そんな方が使用するものになっています。
ドアベルとの間に使用することでカメラの角度を20°傾けることが可能です。
実際に使用してみて感じたこと
というわけで、使用してみた感想を書いておきたいと思います。
まずは初期設定や設置などの難易度についてです。取扱説明書には日本語表記もあり、特にわからないところもなく初期設定まで完了させることができたので、簡単と言えそうです。
アプリダウンロード後、デバイス追加のところから本製品を選択しますと、接続方法のガイドがあります。また、スマホ自体をWi-Fiに接続した状態にしておけば、特にWi-Fi設定などを行うことなくそのまま登録ができた点は他のスマートデバイスを色々と使ってきた筆者としてはラクに感じました。
注意点としてですが、アプリへ中継機との接続が終わった後に、ドアベルの本体に電池を入れるように説明書に記載がありましたのでお間違えのないように。
iPhoneの場合はそのままHomeアプリ内に本製品が登録されちゃう点も、本当に優秀です。
アプリ内の詳細設定とか、細かいガイドはありません。それでもアプリは日本語に対応していますので、なんとなくでも十分に使いこなすことは可能だと感じました。
設定の反映など、レスポンスが非常に早いのがストレスフリーです。
設定を変更できるようになったらまずは音量調整を行うようにしてください。ボリュームはかなり小さめで十分です。
最後に、全体的な使用感についてです。
率直に感想を述べるとデスク作業や家事をしている時の来訪者に対して、その場でスマホから対応できるのはめちゃくちゃ便利だなと感じました。アプリのレスポンスが爆速なので、通知が来たらHomeアプリからすぐに映像を確認できますので、置き配などで頼んでた荷物が届いたらちゃんと気づけるのが個人的に嬉しいところ。
一方で、オートロック機能付きのマンションなどでは、結局は備え付けインターホンでの対応が必要になります。共用部での嫌がらせ対策などには活躍できそうですが、本製品の本来の性能をフルで活かすことはできませんので、スマートドアベルとして買う必要はないかな…
みんなが買った方が良いアイテムかと言われると微妙なところですが、使える環境にあるご家庭にはあると便利なデバイスであることは間違いありませんし、本当に製品もそうですが、アプリの反応も早く、クオリティの高い製品です。
この記事のまとめ
というわけで、Aqaraの”スマートビデオドアベルG4”のレビューを行いました。
スマートカメラ系の商品は映像の表示がラグいところでしたが、本製品は前述の通り爆速。接続の安定性も高いのでかなり使いやすいと思います。
Aqaraというメーカーはこれまで聞いたことはなかったけれど、これだけハイクオリティな製品を展開しているのであれば今後も楽しみなメーカーだと感じました。
良かったら参考にしてみてください。
今回はここまで。それではまた。