スマホを急速充電するための充電器は持っているだろうか。
筆者は長らくiPhoneユーザーなので、Andoroidについては詳しくはないが、Appleがデフォルトで同梱している充電器が適切だと思っている人も多いだろう。
実際はデバイスの保護観点から最速充電できる出力ができる充電器が同梱されていないのが実情だ。
この記事では、DIGIFORCEというメーカーが販売している20W出力の充電器を紹介しよう。
「持ち歩き用に充電器をもうひとつ検討したい」「もっと早く充電できないのか?」と考えている人にはおすすめな充電器だ。
きっと充電器に興味を持たない人でもこの可愛い充電器を見て欲しくなるかも。
DIGIFORCE(デジフォース)という日本のメーカーは近年ガジェット類の商品開発・販売に力を入れているメーカー。
DIGIFORCE(デジフォース)の「20W USB PD Fast Charger」と「65W USB Type-C GaN Fast Charger」はホワイトやブラックなどの定番カラーに飽きてしまった方には大変ありがたい急速充電器である。
「65W USB Type-C GaN Fast Charger」については別記事でレビューしているので参考にしてもらえたらと思う。
多くのノートPCを充電するのに必要な出力を備えており、USB-Aポート、USB-Cポートを各1ポート搭載した汎用性のあるアイテムだ。
複数ポートを必要としている方、お探しの方にはおすすめ。
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20W充電器も65W充電器も完成度が高く、既存の商品群の中ではデザイン性を含めおすすめしている人も多い。
ガジェット系のレビュワーの多くが持ち歩いている本製品を検討してみてはどうだろうか。
- 1. DIGIFORCE(デジフォース)20W USB PD Fast Chargerはこんな特徴
- 2. DIGIFORCE(デジフォース)20W USB PD Fast Chargerの気になる点
- 3. DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerの主な製品仕様
- 4. DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerの外観・サイズ
- 5. DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerがおすすめな人
- 6. DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerをおすすめしない人
- 7. DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerの購入者口コミ・評判
- 8. この記事のまとめ
DIGIFORCE(デジフォース)20W USB PD Fast Chargerはこんな特徴
DIGIFORCEの「20W USB PD Fast Charger」は充電器としては珍しいカラー展開が特徴の20W充電器だ。
外装も共通のものではなくカラーごとに用意されている徹底ぶり。
ここは日本のメーカーらしいところ。充電器本体だけでなく、説明書もフィルム包装されていたのには驚きだった。
本機の特徴としては下記の通り。(クリックしてジャンプできる。)
DIGIFORCEはどこの国のメーカー?
DIGIFORCEは日本のメーカー
DIGIFORCEは奈良県に本社を構える輸入販売店。
スマホやPCの周辺機器を取り扱う歴史のある会社で、近年は充電器やHDMIケーブルなどスマホ、PCの周辺機器に力を入れている注目度が上がってきたメーカーだ。
今回紹介する「20W USB PD Fast Charger」は充電器自体だけでなく説明書までフィルム包装されていたので製造管理の品質は高そうだ。
iPhone13を充電するのにふさわしい20W出力の充電器
DIGIFORCE(デジフォース)「20W USB PD Fast Charger」は最大20Wの出力が可能。
PD3.0を採用しており、急速充電に対応したデバイスの充電時間を従来の充電器と比較して短縮できるようになっている。
2021年9月発売のiPhone13を最大速度で充電するのにピッタリ。
PD(Power Delivery)とは?
USB関連の仕様策定を行う標準団体USB-IFがとりまとめた国際標準規格。
Andoroidをはじめ、ノートPCや最近ではiPadにも実装されたUSB-Cケーブルを使用する。
それでは、実際の充電時間はどれくらいだろうか。
計測したので、参考にしてもらいたい。
完全に充電が無くなって電源がオフになった状態から充電を開始しております。
《5W充電器で充電をした場合の目安時間》
・1時間半・・・約50%
・3時間・・・約100%
開始時 | 充電残量:0% |
10分経過 | 充電残量:21% |
20分経過 | 充電残量:38% |
30分経過 | 充電残量:55% |
30分で50%を超える充電なので、5W充電と比較しても3倍以上の早さで充電できていることが分かる。
満充電までだいたい1時間半くらいだった。
iPhone12から20Wでの充電に対応しているので、どんな充電器を選べばいいかわからないという場合は「20W USB PD Fast Charger」はピッタリの充電器と言えるだろう。
プラグ折りたたみ式で20W出力充電器の中では最小級
「20W USB PD Fast Charger」の魅力はカラーだけではなく、ちゃんと実用性を備えているところだろう。
Ankerや、RAVPowerから出ている20W出力の充電器は確かにめちゃくちゃ小さい。しかしながらプラグがむき出しになっている。
おそらくメーカーとしても折りたたみ式の方が実用性が高いことは理解しているはずだが、プラグを折りたたむスペースを作ってしまうと「世界最小」を謡えないのでむき出し状態の商品を作っているのでは、と勝手に解釈。
ちなみに、むき出しになっているとプラグが一緒に入れているものを傷つけたり、コードが絡まったりとちょっとしたストレスを感じてしまいがちだ。
ずっとコンセントに挿しておくし関係ないやろって思う人もいるかも知れないが、持ち歩くことって意外と多かったりするのでどうせ購入するのであればプラグ折りたたみ式のタイプを選ぶことを全力でオススメしたい。
しかも価格差も大したことない程度だ。
左から《Apple純正5W充電器》、《RAVPower RP-PC150》、《DIGIFORCE 20W USB PD Fast Charger》で並べてみた。
見ての通り、プラグを除く充電器自体は「DIGIFORCE 20W USB PD Fast Charger」がひと回り大きいのだが、プラグを収納してこの大きさなのであればむしろ大きな魅力でしかない。
同じ20W出力の《RAVPower RP-PC150》、《DIGIFORCE 20W USB PD Fast Charger》の重量比較でもほぼ変わらない。
どうしてコンパクトにできるのか?
今までの充電器と比べてここまで「小さく・高出力」にできるようになったのはなぜか?
従来までしようされていたSi(シリコン)という半導体が新しいGaN(窒化ガリウム)に変わったことで小さく・強くが実現できるようになった。
- GaNって何?GaNの主な特徴
- ・「Si」熱伝導率が大きく、放熱性がUP
- ・USB PDに対応
- ・余分なスペースを除去できてコンパクト化が実現可能
このような特徴から、先端技術での活用が期待でき、これからの電力需要を支える半導体であることは間違いないものである。
DIGIFORCEらしいオリジナルカラーも大きな魅力
DIGIFORCEの「20W USB PD Fast Charger」は5種類のカラーを品揃えである。
- ホワイト
- ブラック
- チャコールグレー
- ネイビーブルー
- オリーブグリーン
少しくすんだカラーは男女問わず持ち歩きたくなる色。
偉そうな言い方で申し訳ないが、普通であれば「ホワイト」や「ブラック」が販売の主力になるにも関わらずこれだけのカラーをラインナップするDIGIFORCE(デジフォース)という会社の自信の現れなのだろう。
しかもカラーのチョイスがトレンドを意識したものなのでなおさらだ。
個人的には「チャコールグレー」「ネイビーブルー」が好きな配色。
DIGIFORCE(デジフォース)20W USB PD Fast Chargerの気になる点
本機の気になる点は一つだけ。
以下で説明したいと思う。
充電中の発熱
折りたためるコンパクトさ、PDによる充電速度、他メーカーには無いカラーが魅力な「DIGIFORCE 20W USB PD Fast Charger」だが、気になる点がひとつだけあった。
それは、充電時の発熱である。
「持てない」とか心配になるレベルの発熱ではないのだが、AnkerやRAVPowerといった大手メーカーの充電器と比べると明らかに熱いと感じるレベル。
ゲームを長時間やってACコンセント触った時みたいな熱さ。
引用:Amazon.co.jp
ショート防止・過電流保護・過電圧防止などの保護システムを搭載しているため、大きな問題ではないと思うが気になる人は避けたほうがいいだろう。
追記:発熱問題は実際どう?長期間使用してみたら印象が変わった
実際に充電器を持ち歩く際には、もっぱらDIGIFORCEの充電器を持ち出している。
半年以上毎日のように使用しており、複数個所有している為、家庭内での挿しっぱなし用・持ち歩き用と使い分けているが、故障や充電速度の低下や充電不良などの不具合は見られない。
「充電直後」の熱は気になるものの、すぐに放熱されていることも分かってきたので使用上の注意点は特に無いように感じてきた。
DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerの主な製品仕様
商品名 | 20W USB PD Fast Charger |
カラー | ホワイト/ブラック/チャコールグレー/ネイビーブルー/オリーブグリーン |
入力 | 100-240V 40-50VA(100-240V) 0.6A 50/60Hz |
出力 | 5.0V/3.0A , 9V/2.22A , 12V/1.67A PPS : 3.3V-11V/2A(最大出力20W) |
端子 | USB-C |
サイズ | 約28×28×33mm |
重量 | 約35g |
リンク | 詳細を見る |
PD規格、PPSに対応しており急速充電が可能な、3cm四方に満たないコンパクトな急速充電器であることがわかるだろう。
DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerの外観・サイズ
外観・サイズ
DIGIFORCEの「20W USB PD Fast Charger」の外観やサイズ感を写真で見ていこう。
DIGIFORCEの「20W USB PD Fast Charger」はPD規格に対応したUSB-Cポートがひとつの急速充電器である。
iPhoneを充電する場合は、このようなタイプのUSB-C to Lightningケーブルを用意する必要があるが、PDによって急速充電が可能なのでぜひひとつは持っておきたい。
直線的なデザインになっており、カラーリング以外にスタイリッシュな外観が特徴。
プラグが開閉しやすいようにわずかに出っ張っており、指にひっかかりやすくなっている。
プラグ自体の開け締めはなめらかで、引っかかるような感じもないのが良いポイント。
ラインが入っており、「DIGIFORCE」というブランド名がさりげなく刻印されたデザイン。
つまめるほどのサイズ感で非常にコンパクトな設計だった。
製品情報はここにビッシリ詰め込まれていた。よく入ったな。
おすすめ充電ケーブル
個人的に現状最も優れた充電ケーブル。
柔らかいシリコンを採用したケーブルで、絡んだり、折り曲げた痕が付かないのが特徴だ。
淡色カラーも品ぞろえしており、DIGIFORCEの充電器と併用したら気分も良好。
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DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerがおすすめな人
DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerを使用してみて、以下のような人におすすめではないかと感じた。
- 充電するのはスマホくらい
- 人とは違う充電器を使いたい
- 白・黒よりもカラー派
- 充電器を常に持ち歩く人
- スマホの急速充電器が欲しい人
やはりカラーは大きな魅力の一つなので、充電器を持ち歩き他人と差をつけたい個性派な方にはぜひ。
外観もスタイリッシュなデザインなのでモノにこだわりを持たれる方にもピッタリだと思う。
これから充電器を探そうと考えているのであれば、DIGIFORCE(デジフォース)というメーカーの名前に聞き覚えはないかもしれないが、これからの注目株企業とされているのでぜひ頭に入れて欲しいところ。
国内メーカーということもあり、保証面についても安心できるだろう。
DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerをおすすめしない人
では、おすすめできない人はどうだろうか。
- 複数デバイスを同時充電したい。
- 絶対に持ち歩かない
- iPhoneユーザーで、USB-C to Lightningケーブルを所持していない
- 大手メーカーが好き
DIGIFORCE 20W USB PD Fast ChargerにはUSB-Cポートが1ポートのみとなっている為、複数のデバイスを同時に充電したい場合に対応できないことがある。
解決策としては、DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerを複数購入するか、複数ポートが搭載されている充電器を入手すること。
DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerのようなカラーリングで複数ポートがいいなと思っているのであれば、DIGIFORCEで65W USB Type-C GaN Fast Chargerも取り扱っているので確認してみるといいだろう。
最大65W出力なので、ノートPCの充電器として使用可能なので汎用性が広がるメリットがある。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://minimemolog.com/digiforce-65w-charger/ target=203]
ケーブルを所持していないのであれば、ケーブルの入手をおすすめしたい。
iPhone12を購入した時に付属しているはずなので、12シリーズユーザーであれば所持しているはずだが・・・
大手メーカーが好きなのであれば、当然選択肢はAnkerやBelkinなどの大手メーカーになってくるだろう。
本記事で紹介しているDIGIFORCEや他メーカーのCIOなどおすすめなのに勿体無いよね。
DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerの購入者口コミ・評判
他の購入者の口コミも十分参考になるはずなので、抜粋して掲載しておく。
(※Amazon.co.jpより引用)
デザインよし!携帯性よし!PPS対応よし!
[star-list number=4]
ポップとシックを兼ね備えた素晴らしいデザインです。
すでに20WのUSB PD3.0対応ACアダプタは所持していますが、カバンに忍ばせるため電源プラグを折り畳めるものが欲しくてこれにしました。
幅・奥行きは他の小型ACアダプタと同等ながら、高さが3,4mmほど長いだけと非常にコンパクトな作りです。
もしプラグの折り畳み分を削ったら体積は最小クラスですね。
あとこのサイズ・出力でPPSに対応しているものもあまり見ないですね。
15Vにも対応していたならほぼ全部乗せみたいなものです。
残念なのはUSB PD以外の急速充電規格に対応していることですね。
製品説明にもありますがQCにも対応しているしその他の急速充電規格にも対応しているようです。
実用上特に問題は起こっていませんが、PD2.0またはPD3.0以外の急速充電規格に対応していると受電を拒否したり、特定のACアダプタやケーブルを使用しないと急速充電できない機器を持っている場合は確認の上購入を検討してください。
小さくてコンセントに干渉せず携行に便利
[star-list number=5]
手持ちのiPad Pro 純正のUSB -C ACアダブダがコンセントに差すと隣にあたるなど使い勝手が悪く、また、プラグが折り畳み収納する様になってなくて持ち運びに難あるため、また急速充電用として買い求めた定番のオウルテックの30wはサイズが微妙に大きくて、代わりの充電器を探していた。
Amazonのセールに丁度良いDigforceの20w充電器があったので買っちゃいました。GaNを採用しているためか、店頭に並んでいた他社の20w充電器に比べて一回り小さく、サイコロ状なのでACコンセントに挿しても邪魔にならず良い塩梅です。もちろん、iPad Proの充電はしっかりできてますよ。
色が珍しいので紛失しにくい!
[star-list number=5]
iPhoneからpixel5に替えたら、やはりtypeC急速充電が欲しくなって、値段&色でこれを購入。
良い商品です。耐久性に関しては現時点では判断できません。
携帯に便利で、今のところ高速充電も快適
[star-list number=4]
箱を開けて、まずその小ささに驚きました。
プラグを折り畳めば消しゴムサイズです。これは携帯に大変便利ですし、モスグリーンの色合いがお洒落でパッと見て何の充電器かが分かりやすいです。
本体にPSEマークも印字されており、4000mAh程度のスマホなら1時間あればフル充電できました。充電中に熱くなることもなく、今のところ快適です。耐久性がまだ分からないので★4としましたが、とてもよさそうです。
結構な熱を持ちます
[star-list number=1]
熱が結構凄いですよ。
これ、大丈夫かな?
製品自体の性能や、機能・カラーなどの評価が中心。
中には、筆者と同じように熱を持つことを指摘している声もあったのが目に止まった。
他の低評価は初期不良と思われるものだったため割愛。
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この記事のまとめ
それでは、当記事でのまとめを行う。
良かった点
・プラグ折りたたみ可能
・最大20W出力の急速充電器
・カラーが豊富
・PPS対応
・PD3.0対応
・国内メーカー
気になった点
・充電時に熱を持ちやすい
デザイン | [star-list number=5] 5.0 |
携帯性 | [star-list number=4.5] 4.5 |
機能性 | [star-list number=4] 4.0 |
汎用性 | [star-list number=4] 4.0 |
総合 | [star-list number=4.5] 4.4 |
iPhone12をはじめとした小型デバイスを急速充電するのにふさわしい充電器として多くのユーザーの心を掴む製品になるかもしれない。
充電器を探している方、気になった方はぜひチェックしてみて欲しい。