【レビュー】Ulanzi DC01は「メモリーカードケース」の域を超えている。持ち歩きたくなる2-in-1カードリーダー

メモリーカードケースと聞くと、カードを収納して持ち歩くためのものを想像する。
もちろん、Ulanzi DC01もメモリーカードを収納できる。
しかし、実際に使ってみると、どうもそれだけではない。
カードを収納する。
そのまま持ち歩く。
必要になったらカードリーダーとして使う。
これらを一つにまとめているのが、DC01の面白いところだ。
しかも、いかにも「機能を詰め込みました」というデザインではない。
アルミ合金のシルバーとブラックの組み合わせがかなりカッコよく、メモリーカードケースというより、ちょっとしたガジェットを持ち歩いている感覚に近い。
今回は実際に使ってみて感じた、DC01の使い勝手やデザイン、そして「普通のメモリーカードケースとはちょっと違う」と感じたポイントをレビューしていく。
結論:カードケースとカードリーダーが一つになるのが便利

まず結論。
DC01の一番の魅力は、メモリーカードを保管するケースとカードリーダーが一つになっていることだ。
普通なら、
メモリーカードケース+カードリーダー+ケーブル
と、それぞれ別々に用意することになる。

DC01なら、カードを収納した状態で持ち歩き、必要になったらストラップ部分をケーブルとして使って、そのままPCなどに接続できる。
この一連の流れが一つで完結する。
個人的には「カードケースとして便利」というより、カードを持ち歩いて使うためのガジェットとして便利という印象の方が強かった。
デザインがかなり良い。持っていること自体がちょっと嬉しい



DC01を手に取って最初に感じたのが、デザインの良さだ。
シルバーのアルミ合金ボディとブラックのレザー調の質感が組み合わされており、メモリーカードケースとしてはかなりスタイリッシュ。
公式では航空機グレードのアルミ合金をCNC加工したボディを採用している。
実際に手に取ってみても安っぽさはなく、「これを持ち歩きたい」と思える所有感がある。
メモリーカードケースは、カードを収納できれば役割としては十分。

それでもDC01は、単なる収納用品としてではなく、ガジェットとして所有したくなるデザインに仕上がっている。
ここは個人的にかなり好きなポイントだ。
カードケースとしての使い勝手は普通に良い

もちろん、本来の役割であるカードケースとしても問題ない。
DC01にはSDカードを4枚、TF(microSD)カードを4枚、合計8枚収納できる。
普段使いなら十分な容量だと思う。
写真撮影をする人はもちろん、クリエイティブ系の仕事で複数のカードを使う人でも、日常的に持ち歩く分としては困らないだろう。
カードのホールド力もしっかりしていて、簡単に外れてしまうような不安はなかった。
カードを保護するケースとしても、きちんと役割を果たしてくれる。
マグネット式のカバーが使いやすい

カバーはマグネット式。
軽い力で開けられるので、カードを取り出すときにストレスはない。
一方で、バッグの中に入れておいたら勝手に開いてしまうようなこともなかった。
「開けやすいけど、勝手には開かない」
このバランスはちょうどいい。
カードケースとして考えれば、こうした基本的な使いやすさがしっかりしているのは安心できる。
ただ、収納部はもう少し開いてほしかった

一つ気になったのが、カードを収納する部分の開き方。
約120度程度までしか開かないため、カードを出し入れするときに、
「これ以上開いたら壊れそうだな」
という感覚が少しあった。

実際に問題なく使えているので大きな不満ではないが、個人的にはもう少し大きく開いてくれた方が、安心してカードを出し入れできたと思う。
こういうところは、実際に使ってみないと分からない部分だ。
一番面白いのが「ストラップがそのままケーブル」なこと



DC01を普通のカードケースと大きく差別化しているのが、ここ。
ストラップそのものがデータ転送用のケーブルになっている。
つまり、DC01をバッグなどに入れて持ち歩いておけば、別途ケーブルを用意しなくてもカードリーダーとして使える。
ケーブルの長さについても、個人的には特に不満はなかった。
耐久性もしっかりしていそうで、日常的に持ち歩いても安心感がある。
取り外す際に少し力が必要かな、と感じる程度で、使い勝手については特に問題ない。
「撮影→転送」まで、これ一つで完結する
ここがDC01を使って一番便利だと感じたところだ。
例えばカメラで撮影したあと、
SDカードを取り出す
↓
DC01に入れる
↓
ストラップケーブルでPCなどに接続する
↓
データを転送する
というところまで、DC01一つで完結できる。

もちろん、普通のカードケースとカードリーダーを別々に持っていても同じことはできる。
ただ、DC01なら最初から一つにまとまっている。
この「一つで済む」という感覚が、実際に使ってみるとかなり便利だった。
「普通のカードケースにはもう戻れない」というほどではない。
しかし、
カードケースとカードリーダーを別々に持ち歩くスタイルには、ちょっと戻りたくなくなる。
そう感じるくらいには使いやすかった。
カードリーダーとしての性能も問題なし

DC01はUHS-II対応のSDカード/TFカードに対応し、最大312MB/sの転送速度をうたっている。
さらにSDとTFの同時読み取りにも対応している。
とはいえ、ここは数字を見て「めちゃくちゃ速い!」と評価するより、実際に使ってみてどうだったかが重要だろう。
私の環境では、データ転送をしていて速度に不満を感じることはなかった。
普通に使っていて、特に気になるところがない。
今回、動画撮影では使用していないため、大容量の動画データを大量に転送する用途については評価できない。
ただ、写真データの取り込みなど、私の使い方では十分に実用的だった。
バッグに入れても邪魔にならない



DC01は約80×57×13.7mm、重量約62g。
手に持っても小さく、バッグやガジェットポーチに入れてもかさばる感じはない。
これも「カードケース+カードリーダー」という使い方を考えると重要なポイントだ。
二つの道具を別々に持つのではなく、DC01一つにまとめられる。
小さいこと以上に、「一つにまとまっている」ことが便利なのである。
こんな人におすすめ
写真を撮って、その場でデータを確認したい人
撮影後にSDカードを取り出し、そのままPCなどへデータを転送できる。
カードケースとカードリーダーを別々に用意する必要がないのが便利だ。
カードリーダーを持ち歩くのが面倒な人
DC01なら、普段使っているカードケース自体がカードリーダーになる。
しかもストラップがケーブルになるため、別途ケーブルを用意する必要もない。
ガジェットはデザインにもこだわりたい人
アルミ合金とブラックの組み合わせはかなりカッコいい。
毎日バッグに入れて持ち歩くものだからこそ、所有感を満たしてくれるデザインは嬉しい。
まとめ|DC01は「保管するケース」ではなく「使うカードケース」

Ulanzi DC01を使ってみて感じたのは、これはメモリーカードを保管しておくだけのケースではないということだった。
もちろんカードケースとしても普通に使える。
カードもしっかりホールドしてくれるし、マグネット式のカバーも使いやすい。
しかし、それ以上に面白いのが、
カードを収納する
↓
そのまま持ち歩く
↓
必要になったらカードリーダーとして使う
という使い方ができること。
しかもストラップがそのままケーブルになる。
カードリーダーを別に持ち歩く必要もない。
ケーブルを探す必要もない。
そして何より、アルミ合金を使ったボディとブラックの質感がカッコいい。
メモリーカードケースに求める機能としては少し贅沢にも感じるが、**「どうせ持ち歩くなら、使っていて気分がいいものがいい」**と思わせてくれる製品だ。
個人的には、DC01を「メモリーカードケース」として見るより、
「メモリーカードを持ち歩き、必要なときにすぐデータを転送できる小型ガジェット」
として見る方がしっくりくる。
写真を撮る人で、出先でもデータを扱うことがあるなら、バッグやガジェットポーチに一つ入れておくとかなり便利。
「メモリーカードケースの買い替えを考えている」くらいの人にも、ぜひ一度チェックしてほしい製品である。
今回はここまで。それではまた!