SOUNDPEATS Capsule3 Pro レビュー|強力なノイキャンとハイレゾ対応のコスパ最強メーカーが見せた本気のイヤホン
ワイヤレスイヤホンが普及してから随分と経ちましたが、さすがにバッテリー内蔵品ということでそろそろバッテリーの劣化が気になっている方も多いのではないでしょうか。
そんな方は今のワイヤレスイヤホンの進化に驚くんだろうなと思いつつ本日はこちらのイヤホンを紹介したいと思います。
SOUNDPEATS ”Capsule3 Pro”
コスパという言葉は大好きですが、SOUNDPEATSは文字通りコストパフォーマンスに優れた商品を数多く出しているメーカーです。
今回もSOUNDPEATSさんからのお声がけで”Capsule3 Pro”をお試しさせてもらっているのですが、イヤホンとしての出来はこれまでの商品と比べ物にならないくらい完成してると思います。
しかも今回は、
そんな”Capsule3 Pro”に新色としてクリアカラーが登場しています!
中身が透けて見えるガジェットは持っているだけでテンションが上がりますよね。そんなトレンドをおさえたイヤホンがコスパ最強メーカーSOUNDPEATSから登場してきました。
Amazonの販売ページでは『透明白』という表記がの通り、スモークがかった商品です。それでもカッコ良さは十分に感じますので、クリア系のガジェットが好きな人はぜひチェックしてもらいたいアイテムですね。
というわけで、本記事ではSOUNDPEATSの高音質イヤホンとして人気の”Capsule3 Pro”のクリアタイプをレビューしていきますのでよかったら参考にしてみてください。
SOUNDPEATS ”Capsule3 Pro” レビュー
”Capsule3 Pro”の主な製品仕様
SOUNDPEATS”Capsule3 Pro”の主な製品仕様はこのようになっています。
製品名 | Capsule3 Pro |
メーカー | SOUNDPEATS |
Bluetooth | Bluetooth5.3 |
対応コーデック | AAC、SBC、LDAC |
サイズ | 幅67mm×縦50mm×厚25mm |
重量 | 約51g |
再生可能時間 | イヤホン単体:約8時間 充電ケース込:約52時間 |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取込 | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
マルチポイント | 非対応 |
価格 | 8,480円(税込) |
充電ケースとの併用で2日以上もつ超ロングバッテリーには注目です。
個人的なところですが、こういったイヤホンはワイヤレス充電に非対応って時点で論外だと思っていたのですが、本機を使用してみると、実際には充電持ちがかなり良く、充電頻度がそもそも少ないということがわかりました。
『ワイヤレス充電に非対応』というデメリットを相殺できるんじゃないか、と感じています。
パッケージ内容
パッケージ内容
- Capsule3Pro本体×1
- USBケーブル×1
- イヤーピース各サイズ×1(S,M,L)
- 取扱説明書
”Capsule3 Pro”の外観・デザイン
それでは”Capsule3 Pro”の外観をチェックしていきましょう。
今回、ご提供いただいた”Capsule3 Pro”は新色のクリアカラーとなっています。
製品パッケージは専用のものになっていました。
”Capsule3 Pro”本体
背面
充電残量などのステータス確認のためのインジケータ。目立ちにくくわかりにくいですが、最低限の状態把握は可能です。
バッテリー残量表示
- 100%〜50% 緑で点灯
- 49%〜10% 黄色で点灯
- 10%未満 赤で点灯
ケース充電中の残量表示
- 0%〜20% 赤でゆっくり点滅
- 21%〜69% 黄色でゆっくり点滅
- 70%〜99% 緑でゆっくり点滅
- 100% 緑で長く点灯
ケース自体はプラスチック感が強いんだけどサラサラした質感ではあります。
指紋もつかない(全く目立たない?)のが普通にいいですね。
底面
底面にはUSBポートが搭載されており、もちろんUSB-Cケーブルで充電ができます。
ポートの横には普段は使用しないボタンがあります。リセットする際に使用するくらいですね。
イヤホンを充電ケースに戻し、充電ケースの蓋が開いた状態でボタンを10秒間長押し。
LEDインジケーターが白と赤で2回点滅を確認できたらリセット完了となります。
一度、蓋を閉じて少し時間が経過させる必要がありますが、再び蓋を開くとイヤホンがペアリングモードになりますので、再度iPhoneなどのデバイスに接続してください。
PSEマークはありません
本体にはPSEマークはありませんでしたが、技適マークの掲載がありました。
イヤホン本体
イヤホン本体もクリアカラーになっていて、さらに充電ケースよりもクリア感が強くてかっこいい。
”Capsule3 Pro”のサイズ・重量
筆者がメインで使用している、AirPods Proとサイズ比較をしてみましょう。
ケースを装着しているAirPods Proと比較しても大した差がありません。若干”Capsule3 Pro”が分厚いかなと感じる程度です。
イヤホンはいわゆるうどん形状でサイズ感もほぼ一緒。
重さはケース込みで51gという実測値が出ました。これだけの大バッテリーでありながら軽量な部類だと思いますし、50g程度であれば持ち歩きにも適していると思います。
SOUNDPEATS ”Capsule3 Pro”の使用感について
さぁ、実際に使ってみましょう。デザインが良くてもイヤホンですからそれなりの性能を期待したいですよね。
ペアリング方法
充電ケースの蓋を開ける。
→接続したい端末(デバイス)のBluetooth設定画面より”Capsule3 Pro”を選択。
→設定完了
ケースの蓋を開くだけでペアリングができるのは地味に便利です。
操作方法
電源オン | イヤホンを充電ケースから取り出す もしくは、イヤホンのタッチボタンを1.5秒ロングタップ |
電源オフ | イヤホンを充電ケースに戻す もしくは、イヤホンのタッチボタンを10秒ロングタップ |
再生 / 一時停止 | イヤホンのタッチボタンを2回タップ |
音量を下げる | 左側イヤホンのタッチボタンを1回タップ |
音量を上げる | 右側イヤホンのタッチボタンを1回タップ |
次の曲に進める | 右側イヤホンのタッチボタンを1.5秒ロングタップ |
電話を受ける 切る | イヤホンのタッチボタンを素早く2回タップ |
着信拒否 | 着信中、タッチボタンを1.5秒ロングタップ |
通話切替 | 通話中、タッチボタンを2秒ロングタップ |
ペアリングモードへ変更 | 充電ケースのボタンを3秒間長押し |
音声認識アシスタント | 右側イヤホンのタッチボタンを素早く3回タップ |
ゲームモード | 左側イヤホンのタッチボタンを素早く3回タップ |
モード切替 (ANC→外音取込→ノーマル) | 左側イヤホンのタッチボタンを1.5秒ロングタップ |
AirPods Pro並!?なANC機能
最大-43dBのノイズキャンセリング機能を実装した”Capsule3 Pro”。
そのノイズキャンセリング機能の実力は本物で、普段からAirPods Proを使用している筆者からしてみると変わらない性能だと感じました。
次々と新製品を登場させるSOUNDPEATSの企業姿勢も好きだし、こうやって技術も進化させてくるところも本当にすごいところだと思います。
雑音をがっつり除去してくれるノイズキャンセリングでありながら、筆者の耳に合っているのか、全然耳が痛くならない点がさらに優秀なポイントです。
”Capsule3 Pro”の音質レビュー
”Capsule3 Pro”の大きな特徴としてはLDACに対応したハイレゾ音質であるという点。
- SBC:標準的な音質。遅延も大きく、音質としては微妙
- AAC:SBCよりも音質UP。iPhoneなんかがコレ。
- aptX:CDクラスの高音質。低遅延で多くのAndoroid製品が対応
- aptX Adaptive:通信状態によってビットレートが可変。
- LDAC:ハイレゾ相当の最高音質。SONYが開発した最高音質の規格
こういったコーデックがある中で、”Capsule3 Pro”はSBC・AAC・LDACに対応。
残念ながらLDACに対応した端末を持っていないため、筆者はLDACの最高音質は体験できておりません。
iPhone(AAC)での音質評価になりますことをご了承ください。
Capsule3 Proの音質評価
iPhoneでの使用でも全然満足できそうですコレ。
そもそも、AirPods Proを長らく使用している筆者としてはそこまで『音質へのこだわり』はないものの、それと比べても劣らない”Capsule3 Pro”。
ナチュラルな、原音寄りの音質に加え、SOUNDPEATSらしい低音の強調がいい具合にミックスされています。『ズン!』とくるほどの低音ではありませんが、心地よい音質です。
解像感は高いのでANC機能があることを踏まえればこれで1万円以内かよと驚きです。
マジでコスパは満足のいけるイヤホンではないでしょうか。
アプリに対応していて自分好みにカスタマイズもできる
そもそも弄らなくても好みな音質だと感じる方も多いのかもしれませんが、アプリを使用すればさらに自分の理想へ近づけられるかもしれません。
- イコライザー
- モード切り替え(ANC→外音取込→ノーマル)
- ゲームモード(低遅延)切り替え
- タッチボタンの1回タップ操作有無切り替え
- 音量調整、バッテリー残量確認など
”Capsule3 Pro”の『ココ』がイマイチ
価格帯を考えれば、コレだけハイレベルな性能があるのであればすでに大満足なのですが、レビューですからイマイチなところもあげていこうと思います。
ワイヤレス充電ができない
ワイヤレス充電に非対応なので、充電時にはケーブルが必要になります。
そもそも、本製品自体がすごくロングバッテリーなので充電する回数が少ないから個人的には相殺できるかなとは思いますが。
それでも対応していれば使いやすかったな、とは思います。
マルチポイント非対応
本製品はマルチポイントには非対応です。
筆者はビジネスシーンなどで、別デバイスでのイヤホン使用などのタイミングがありますから、接続を切り替えるのが本当に手間。
だからメインイヤホンにはできないし…って感じがしました。
この記事のまとめ
というわけでSOUNDPEATSの最強コスパかと思わせてくれる”Capsule3 Pro”のレビューを行いました。
ナチュラルな音質と心地よい低音で耳を幸せにしながらANC機能で周囲のノイズをAirPods Pro並みに除去してくれるハイレベルな機能を搭載した本機。
1万円アンダーであることが信じられないほど高性能でしたので、本当にコスパという言葉が合いそうだなと感じます。
そんなハイコスパなイヤホンシリーズにクリアカラーが登場してさらにすごいシリーズになりましたね。
予算抑えめで、少しでも満足度の高いイヤホンを探したい方にはぜひオススメしたいイヤホンの一つです。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
それではまた!