”ロボット掃除機 K10+Pro Combo” レビュー|不満点を克服したSwitchBotの新しい3-in-1ロボット掃除機
数あるスマートデバイスの中で、No1で人気があるものといえば『ロボット掃除機』である。
リモコンや電球、スイッチなどと比べると『減らせる負担』が大きいから当然。筆者もそれなりにスマートホーム化に着手していて、メジャーどころは抑えられてはいると自認しているつもりです。
そんな私ですが、個人的にもロボット掃除機はマストで『買い』なアイテムだと思っています。掃除に費やしていた時間が他の『何か』に充てられるだけでもめちゃくちゃ有意義じゃん。
ただ、ロボット掃除機を使ったことがある人なら分かると思いますが、こんな不満点を感じたことはありませんか?
- 家具の間に埃溜まりがち(デッドスペースが意外と多い)
- 充電ステーションに戻れずに途中で息絶えてる…
- たまにマッピングデータが吹っ飛ぶ
- デカくて設置場所に悩む
- メンテナンスしなくなる
筆者はこれまでに、ロボット掃除機を4種類(ルンバ、Anker、Neabot、SwitchBot)ほど使ってきましたので全部経験談です。その上で言います。
”ロボット掃除機だけで満足はできない。”
ロボット掃除機を所有している方なら分かると思ってるんですけど、結局ロボット掃除機とスティック型の掃除機を併用していませんか?
それってつまり、ロボット掃除機に基本的には掃除を任せてるんだけど、ロボット掃除機が入り込めない場所の掃除や、何かをこぼした、埃が溜まっている場所が気になる、などピンポイントで掃除機がけしたい場所をカバーする為に持ってると思うんですよね。
だからこそ分かる人には刺さる製品がSwitchBotから登場!
こちらは”ロボット掃除機K10+Pro Combo”という商品。ロボット掃除機とスティック型掃除機がセットになったもの、といえば想像に容易いかもしれません。
一足先に”ロボット掃除機K10+Pro Combo”を1ヶ月ほど使わせていただいていましたので、使ってみて感じた「よかったところ・気になったところ」を書いていこうと思います。
よければ最後まで読んで参考にしてみてください。
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ロボット掃除機K10+Pro Comboの特徴
それでは先に、SwitchBotの新作”ロボット掃除機K10+Pro Combo”の特徴から確認していきましょう。
”ロボット掃除機K10+Pro Combo”という名の通り、本製品は”ロボット掃除機K10+Pro”にスティック掃除機が組み合わされた商品となっています。
特徴だけサッと確認したいよって方向けにまとめるとこんな感じ。
- 家中の掃除がこれ一台で網羅できる
- 世界最小級のロボット掃除機
- 4つのノズルが付属したコードレス掃除機
- ゴミを自動収集するステーション
- 3Lの大容量ゴミパック
- 3-in-1の省スペース設計
ハッキリ言います。提供品だから、とかそんなの関係なくオススメです、これ。
ロボット掃除機の購入を検討している方や、家中に家具やものだらけで、狭い、なんて方にこそ、本当にオススメしたい。
外観・デザイン
まずは外観から。
動画でもチェックできます。
ロボット掃除機K10+Pro
”ロボット掃除機K10+Pro”は世界最小級サイズのロボット掃除機です。家具同士の隙間やオフィスチェアの下など、通常サイズのロボット掃除機では入れないところにも潜り込んでくれる走破性能に優れています。
小さいことこそ正義。さらに、従来のロボット掃除機のサイズ感を覆す”K10+Pro”は、小さくなった分、部屋をより丁寧に徹底的に清掃することができるようになりました。
僕は以前、初期の”K10+”を使用したことがありますが、随分と性能もスペックも進化してい他ことに驚きでした。
- 世界最小級!
- 吸引力最大3,000Pa
- 静音性最小45dB
- 掃除シート(市販シート可)でモップがけ
- 吸引と水拭きは同時使用不可
- マルチフロア管理搭載
- 段差検知&2cmの段差乗り越え機能搭載
- 自動充電、自動ゴミ収集
- スマートスピーカーに対応
パワーは最大3,000Paで、例えばビー玉なんかも吸い込むことができるくらい強力。小さいから吸引力が弱いかも、なんて心配は不要です。
コンパクトさから機動力を手に入れた”K10+”ですが、椅子などの足回りもセンサーがしっかり感知してくれるなど、非常にセンサーの性能が高いのが特徴に感じました。
他社のロボット掃除機のように水タンクが備わっていて水拭き(モップがけ)ができるわけではないのですが、お掃除シートを装着することができるので、簡易的な水拭きは”K10+”でできちゃいます。
お掃除シートが使えるってことは、水拭きが終わったらそのままゴミ箱へポイ。専用モップを洗ったりする手間も必要もないので、すごく気軽に使えるのは大きなメリットだと感じます。
お掃除シートはSwitchBotで販売しているものもありますが、市販のシートも使えます。マジ神。
構造的に、吸い込み口に専用アタッチメントでお掃除シートを貼り付けるような仕様になっていますので、吸引と水拭きを同時に行うことは残念ながらできません。
この点が、普段から水拭きを多用する方には若干オススメしづらい部分になっていると思います。
(吸引と水拭きをしたい場合、2回の運転が必要です。お家の広さによっては再充電が必要な場合もありますので。)
コードレス掃除機
”K10+Pro Combo”にはコードレス掃除機が付属しています。
ロボット掃除機では掃除しきれない場所や届かない場所、ピンポイントで掃除がしたい時にこそ、こいつの出番。
- 4WAYのノズルが付属
- 充電時間(MIN→MAX):3時間
- 自動ゴミ収集
- 運転モードは2段階(標準/マックス)
本製品には以下のノズルが付属しています。
- 床用ノズル
- 2WAY隙間ブラシ
- 隙間用ノズル
- ダニ取りブラシ
ノズルと延長管を組み合わせて使用しますが、ダニ取りブラシは延長管に接続して使用することは推奨されていません。
使用していないノズルは専用の収納スタンドを使用して収納することができます。
持ち手部分はストレート形状になっていますので、持ちやすさとしては普通。床用ノズルはヘッドが曲げやすいので操作性はかなり良好だと感じます。約1.17kgで軽量さを十分に謳えるスペックと、およそ41分の駆動可能時間を搭載しており、ロボット掃除機が行き届かない場所や、家具・カーテン、天井まで、すべてをカバーできるポテンシャルはとても魅力的です。
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使用方法
ボタンは2種類だけ。電源ボタンとモード切り替えボタンです。
LED表示ランプは基本的にバッテリー残量の確認で使いますが、充電中も点灯するようになっていました。
〇〇%と正確な数値は表記されませんが、3段階でなんとなくのバッテリ残量を確認することが可能です。
▼付属ノズルの使用シーン
床用ノズル | フローリング等の硬質な床で使用 |
ダニ取りブラシ | 布団、毛布、布製ソファ等の生地の埃や毛、ダニの掃除 ※引っかかりやすい、傷つきやすい生地への使用は非推奨 |
2WAYすき間ブラシ | カーテン、キーボード、デスク上、車内清掃など |
すき間ノズル | 窓、ドア、階段などの細かい隙間や溝 |
床用ノズルは左右へ移動させやすく、ヘッドの操作性はかなり好感触でした。起動すると、緑のライトが清掃エリアを照らしてくれますので、埃がめちゃくちゃ見やすいです。
また、この手のノズルは髪の毛などが絡まりやすいのですが、V字のカッター構造が髪の毛を絡みつきにくくしてくれますし、簡単にノズルを取り外してメンテナンスができます。
ダニ取りブラシはソファやラグ、布団の掃除に使用しています。
しっかりと掻き出してくれそうな、少し硬めのブラシが特徴です。ダニ取りブラシは使用のたびに洗浄することが推奨されています。
2WAYすき間ブラシは万能ですが、僕の場合はデスク上の清掃時に使用する機会が多いですね。キーボードの掃除もそのままできちゃうので、デスク周りをそのまま掃除機がけしちゃってます。
すき間ノズルは、主にブラインドの清掃時に活躍。他には、細いノズルなので通常届かない家具のすき間に使ったり、こちらも使い方は豊富です。
使い終わったらステーションへ。自動で充電が始まり、ダストカップ内に溜まったゴミはステーション内に自動収集されますので、掃除後のお手入れ等は特に必要がないことがとても便利です。
もちろんダストカップ周りのメンテナンスは必要に応じてやらなければなりません。
ダストカップにはメンテナンスツールが付属していますので、そちらを使ってしっかりお手入れしておきましょう。かなり細かく分解できますし、水洗い(洗剤不可)ができますのであまり負担は感じません。
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全部が一つになった3-in-1設計のステーション
こちらは、本製品”ロボット掃除機K10+Pro Combo”のFusion Base。
ロボット掃除機とコードレス掃除機、この両方を収納・充電するためのステーションはすべてのゴミを収集するための設計がされています。ロボット掃除機が収集したゴミの回収はもちろんですが、スティック掃除機で吸い上げたゴミもステーション内の大容量紙パックに自動収集できるのが本製品の大きな魅力。
ダストボックス内のゴミを捨てるときに埃が舞う心配がないのはハウスダストアレルギー持ちの筆者としては嬉しい限り。
面倒なゴミ捨ては70日に1回でOK。
注意点として、こちらの大容量紙パックですが、最大3Lとなっており、実は前機種の”K10+”の容量4Lと比較すると75%ほど減少しています。かといってゴミ捨ての目安が、90日間から70日間になったことに対して不満があるかと言われるとそうでもないと思います。
コードレス掃除機分のゴミも収集するとなるとゴミ捨ての頻度も上がってしまうのか?と少し考える部分ではありました。
またこちらのFusion Base、占有スペースがかなりコンパクトな設計になっています。公式では「A4サイズに収まるほどコンパクト」とされているほど。スティック掃除機を併用しているのであれば、2台分の収納スペースの確保が必要ですが、本製品はこれ1台で、しかもかなり省スペースに収納ができちゃいます。
1点、こちらも注意点となりますが、本製品の設置場所には「上」のスペースも必要になると理解して購入を検討されることをオススメします。従来のようなごみ収集機能付きロボット掃除機のような設置スペースでは、上に何かがあって邪魔で置けない、みたいなことも十分に考えられます。
前後のスペースについてですが、前機種の”K10+”よりは若干奥行きが必要になりましたが、そもそも”K10+”自体が一般的なロボット掃除機よりも小さいので気にする必要がないレベルです。
また、付属の紙パックは抗菌性のものが使用されています。Fusion Base自体も密閉性が非常に高いため、嫌な匂いが漏れたり、取り出す際に封が閉まる仕組みになっていますのでゴミを巻き上げる心配もありません。
その抗菌率はなんと「99.99%」となっているとのこと。
スペック・製品仕様
ロボット掃除機K10+シリーズの機能比較はこのようになっています。
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また、製品仕様は以下の通りとなっています。
▼ロボット掃除機 | |
本体サイズ | 248×248×92 mm |
本体重量 | 2.3 kg |
材質 | ABS |
定格電力 | 40W |
バッテリー | 3200 mAh |
▼コードレス掃除機 | |
本体サイズ | 240×135×1170 mm (床用ノズル装着時) |
本体重量 | 1.17 kg |
材質 | ABS |
定格電力 | 200W |
バッテリー | 2200 mAh |
通信方式 | Bluetooth 5.2 |
充電所要時間 | 約3時間 |
ダストカップ容量 | 300 ml |
▼Fusion Base | |
本体サイズ | 195×297×410 mm |
定格電力 | 50W(充電時) 650W(ごみ収集時) |
まとめ:家中の掃除、「これ一台」で完結
というわけで、本記事ではSwitchBotから登場した3-in-1の掃除機”ロボット掃除機K10+Pro Combo”をご紹介しました。我が家では多くのスマート製品を使っています。そのほとんどがSwitchBot製品ってくらい使いやすく生活に溶け込んでいますので、ロボット掃除機も同一アプリで管理できることはすごくメリットになるんですよね。
スマートスピーカーでの掃除機起動から、不在時の運転状況確認、他のデバイスと連携させて自動化まで、本当に幅広く扱うことができるようになりました。
ちょっと気になる部分だけを掃除機かけたい、そんな時にロボット掃除機だけでは叶わなかったところが、本製品の登場によってカバーできちゃいますし、ダストボックス内のゴミ捨ても不要、すべてのごみ収集をFusion Baseが行ってくれます。
ロボット掃除機K10+Pro自体は以前使用した”K10+”よりもさらにパワーアップしていましたし、やっぱり走破性能が高くて気になっていたすき間に入って掃除してくれている活躍ぶり。
SwitchBotは定期的にセールを行っている印象がありますので、購入を検討する際はセールを狙うとオススメ。
特にブラックフライデーセールや、年末年始は購入のチャンスかも!
正直言ってオススメしない理由なんてどこにもない製品だと思いました。
気になる方は是非是非、チェックしてみてください。
今回は以上です。それではまた。
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