“RINGO PAY STONE”レビュー|Edy支払いができる指輪型決済端末でスマートライフを実現
本記事では、現在CAMPFIREでクラウドファンディング中の商品”RINGO PAY STONE”という商品を紹介・レビューしていきます。
”RINGO PAY STONE”は指輪型の電子決済デバイスで、いわゆるスマートリングってやつです。
そう、これだけでお会計ができちゃうとのこと。キャッシュレス決済は便利だぞ、ということでこちらの商品をメーカーさんからお送り頂きましたので、レビューをお届けします。
それではどうぞ。
RINGO PAY STONEって何ができるの?
RINGO PAY STONEは、クラウドファンディングサイトのCAMPFIREにて支援を募っている指輪型の決済端末です。
- カバンの中から財布を取り出すのが面倒
- ランニングや外出時に財布やスマホを持って出たくない
- スマホの電池が切れがち
- ロック解除するのが面倒
- 指輪型決済端末に興味があるが充電が不安
そんな小さな悩みから誕生した製品です。
電子マネーが指から払えるRINGO PAYはFeliCaを搭載しており、楽天Edyが使えるチップが内蔵されていますのでレジで決済デバイスにタッチすることで瞬時に支払えます。
財布の代わりに、指輪に必要な分だけ電子マネーをチャージすることができますので、お店でスマホを探したり、ランニングの時に財布を持って出たりする必要はなくなります。
万が一紛失してしまった場合でもチャージした分しか使われることはありませんので、悪用される可能性も少ないのが特徴です。
2024年11月1日からCAMPFIREでクラウドファンディングが行われており、2024年12月25日まで実施されています。
実際に使ってみます
いつも通り正直にレビューしていこうと思いますが、まずはパッケージ。非常にシンプルな箱が使われています。価格帯はそこそこなのですが、若干、試作品感を感じるのは私だけでしょうか。
カードに記載されているQRコードから装着方法やチャージ方法を確認するサイトへ接続することができます。
画面がスマホ用に調整されていなかったり、本製品ではなく、違う製品で説明をされていたりなど、読み手に不親切なLPなのが少し気になったところです。
こちらが本製品、RINGO PAY STONE。びろーんと長いシリコンバンドをハサミで切って自分で長さを調整しなければなりません。
十分な長さで、取り替え用として余った分は取っておくといいかもしれませんね。
カットするとこんな感じ。ざっくりと位置を決めて溝に沿ってハサミを入れるとOK。よくある、スマートリングは、サイズを測定してから購入する流れで無駄に料金が発生しますがその必要やめんどくさいやり取りが不要なのが手軽で良いなと感じました。
上手く溝に嵌め込む構造になっているのに感心しながら、半ば無理やり挿入していきます。シリコン製のバンドでグニャングニャンなので、割と難易度が高かったです。
こちらがいわゆる本体部分。3Dプリンターで作成されたようで、ざらざらとした質感がコンクリートをイメージさせるデザインになっていました。
デザイン的には結構かっこいいですよね。
サイズは割と大きめ。装着するとかなりゴツいです。
シリコン製のバンドを使っているので、装着がしやすく、指の曲げ伸ばしは問題なさそうです。
指は長い方だと自覚していますが、結構でかいです。
重量はおよそ5g程度。重さをほとんど感じないのが”RINGO PAY STONE”の良いところです。
支払いが便利になるのか→想像の範囲内です
このリングをすることで支払いがものすごく便利になると考えた方、間違ってはいないですが、数週間使用した結果、別にそんなことないと感じました。両手が塞がるような状況がそもそも少なく、「RINGO PAY STONEを装着していたからこそ」と感じる場面がほとんどなかったのが正直なところです。
もちろん今後、使い続けていく中で「付けててよかった」と感じる場面に出くわす可能性がゼロではありませんのでなんとも言えませんが、僕の場合はそう感じました。
「スッ」と手をかざせば支払いが完了するスマートさは十分にあると感じましたので、スマートなくらしに憧れている人にはおすすめかもしれません。
チャージはめっちゃ簡単
RINGO PAY STONEで電子マネーを使用するためにはチップに現金をチャージする必要があります。
このチャージ自体は、コンビニのATMでもできるし、レジでも可能。クレジットカードからのチャージもできてアプリ上からRINGO PAY STONEにチャージすることができます。
レジでのチャージや、ATMからのチャージはとても簡単ですが、スマホアプリからも簡単にチャージができました。すでに使っている楽天IDでログインすれば登録してあるクレジット情報からRINGO PAT STONEにチャージができます。ID等をお持ちでない場合は新規登録やクレジットカードの情報を登録する作業が必要です。
行為としては、スマホをRINGO PAY STONEにかざすだけ。これだけで、チャージができます。
ただ、このチャージした金額はRINGO PAY STONEを通してのみ使用できるので一応注意してください。
充電不要はいいね!
本製品は、決済デバイスでチップ内の情報を読み取るだけの仕組みなので、本体への充電を必要としていません。こういった小さいデバイスで常に使用するものではない場合、充電し忘れが結構起こりがちになりますので充電不要は嬉しいポイントです。
決済時に「充電がない!」と焦る心配は全くありません。
気になったところは?
当記事はご提供をいただきましたが、思ったことを書いていきますので、参考にしてください。
前置きとして、本製品はプロトタイプ感が強いと感じる部分が多いな、という印象を受けました。これから第2弾、第3弾、、、とあるのか分かりませんが、その時にもっと進化していればいいなと。
どの立場から言ってんだって感じでしょうけど個人的には以下のように感じましたので、そのままお伝えしようと思います。
まずはデザイン・構造面です。本体を横から見るとこのようになっています。
横から見ると、隙間に紙(チップ)が挟み込まれているのが分かります。これは使っててとても違和感に感じじる部分でした。真上の方から見ても分かるし、なんならちょっとはみ出してる?と思います。
もちろんこれが許容できるものと捉える方はいらっしゃると思いますが、こちらの商品は”デザイン性”をウリにしていると思いますので僕は残念に感じたところです。
チップのサイズや、制約など、僕が想像できない問題があったうえでの着地点かもしれませんが、付けてテンションの上がるものになっていくれるといいな、と。
装着感のところですが、本体の角部分。直角な形状なので、これが服に引っ掛かかるんですよね。
リングって、日中はずっと付けることになると思うんですが、上着を着たり脱いだりする時もそうですし、ポケットに手を入れるとまぁ、ガリっとなります。
ニットなどの、袖が長めなものを着ていると引っ掛かりが結構気になりました。
また、シリコンバンドは装着がしやすく加工がしやすいため、サイズ合わせなどの金型投資を低くする工夫だと思います。埃の付着は目立ちますが、防水加工がされているようですので、バンド部分を軽く洗い流すのも問題なさそうです。
指の曲げ伸ばしは問題なく行えますが、バンドが太いのでやはり男性向きなデザインですよね。
支払い方法が現状では、楽天Edy一択しかないのでもう少し選択肢が増えると使いやすさがUPしそうだと感じます。
もちろん、楽天Edyをメインで使っている方もいらっしゃるかと思いますが、キャッシュレス決済ではクレジットカード、バーコード決済を利用している人が圧倒的に多いですし、僕も実際にEdyのような電子マネーは最近ではほとんど使わなくなりました。
一方で、Edyはスーパーマーケットと提携しているところが多く、チャージ機が置かれていますので、ご年配の方や主婦層による活用が多いとされています。そういった意味では、デザインと用途のターゲット層にミスマッチを感じてしまうな、というのが正直な感想です。
シンプルに応援したいメーカー
と、まぁ感じたことをつらつらと書いたまでありますが、”RINGO PAY STONE”を開発・販売しているVITROはなんとほぼひとりメーカーらしいです。
実験的なプロダクトを世に出すことを目的にしており、一般的な家電量販店で販売されているような高品質なものではないことをご容赦いただけますと幸いです。
とされています。
おそらくこの製品一つをとってもいろんな試行錯誤や取捨選択があったのだと思います。
ひとりで世にプロダクトを、ましてや、電子マネーを使った製品化はかなり険しい道だったのではないかと、ただ尊敬します。
”RINGO PAY”が多くの方に見つけられてほしい、多くの方に満足するプロダクトになっていってほしい、そういう思いも込めて上記のような気になった点を挙げさせていただきました。
この記事のまとめ
というわけで、RINGO PAY STONEについて書いてきました。
僕個人の感想なのでそう言った意見があるんだと参考にしていただいて、他の方の紹介記事や動画をチェックしてみて購入を検討されるのがいいと思います。
すごく良い商品に化けるのではないか、という思いと課題点を克服したRINGO PAY STONEを見てみたいという気持ちで本記事を書きました。
電子決済ができる指輪型決済端末の”RINGO PAY STONE”。よかったらチェックしてみてください。
今回はここまで。それではまた。