こないだロボット掃除機を導入した記事を公開したばかりなのですが、neabot様からすぐさまレビュー依頼をいただき少し戸惑った筆者です。
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今使ってるAnkerの家電ブランド”eufy”のロボット掃除機「RoboVac G30」ってモデルなんですが、実際に使っている立場から言わせて貰うと、実は大きな不満を持ってないんですよね…汗
でもね、ごめんなさい。ただちょっと興味はあるんですよ、自動ごみ収集機能に。
今回ご提供いただいた「neabot NoMo Q11」は、そんな自動ごみ収集機能やら水拭きやらの欲しい機能が入ってるロボット掃除機でした。
ちなみに、これらの機能はハイエンドモデルのロボット掃除機の多くに搭載されていることが多い印象です。ハイエンドモデルはどれも10万円前後の価格帯で販売されていますので手軽に手が出せないですよね…
ただ、この「neabot NoMo Q11」は¥60,000台の価格帯なんです。
それにのメーカーさんはセールを積極的に行っている印象を受けますので、検討する際はセール時を狙ってみるといいかも。
そんなわけで「neabot NoMo Q11」のレビューを行いますので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。
neabot NoMo Q11のレビュー
neabot NoMo Q11開封
本製品専用の段ボールで届きます
中にはさらに外箱。で、でかい
届いた箱のサイズには驚きました。充電スタンドに自動ごみ収集機能が付いているとやはりでかいですね。
あと、この手の家電製品には、緩衝材に発泡スチロールが使用されることが多いと思いますが、本製品の緩衝材にはパルプモールドのような素材が使用されていました。柔らかくてちぎり易いので発泡スチロールより嵩張らず、非常に捨てやすいのがありがたい。
eufy「RoboVac G30」の外装と比較しても大きいです
こちらが主な同梱物
パッケージ内容
・掃除機本体
・自動ゴミ収集機
・サイドブラシ×2
・フィルター×2(うち1つは装着済)
・ダストバッグ×2(うち1つは装着済)
・モップ
・モップクロス×2
・電源コード(約1m)
・ユーザーガイド
地味に嬉しかったダストボックスの仕様
自動ごみ収集機ではセッティングしたダストボックスにゴミを集める仕組みなんだけど、ダストボックスがいっぱいになると、取り出してそのまま捨てられます。
しかも取り出す時に開口部が閉じる仕組みになっていてゴミが舞い散らない仕様になっているのがめちゃくちゃ助かる!
取り出した時にゴミが舞わない仕様は地味に嬉しいかも。
neabot NoMo Q11本体の外観
艶感のある本製品
本体には電源ボタンと充電ボタンがありますが、初回のセッティング時にしか触れてません。
底面は一般的なロボット掃除機と変わりなさそうです。
ブラシは丸ごと取り外し可能
ブラシごと取り外しが可能だから髪の毛が絡んだりした時のメンテナンスが楽な構造です。
ごついタイヤが段差をある程度走破してくれます
最大20mm厚の段差に対応していて、一般的なカーペットは問題なさそうです。
毛足の長いラグ・カーペットはどのロボット掃除機でも基本的に難しいです。
また、軽くて固定されていないカーペットなどは引きずってしまいます。
ダストボックス
ダストボックスは引っ張ると簡単に取り外せる仕様
ダストボックスは簡単に取り外せます。掃除中はこの中にゴミを集めるような仕組みです。
このダストボックスが結構機能的でして。
メンテナンスに必須な、クリーニングブラシが収納できる仕様なのです。メインブラシに絡まった髪の毛なんかをカットできるカッターの役割や溜まった埃を除去する少し硬めのブラシになっています。
eufyのロボット掃除機にもクリーニングブラシは付属していたのですが、本体に収納できませんでしたのでどこへ行ったのやら笑。結局使わなくなりましたもん。
そして、掃除機本体で集めたゴミは充電スタンドに戻ると吸い上げられます。
ちなみにこの時の音はかなり大きめで、ひと昔前の掃除機の音が15秒くらい続きます。夜間にやっちゃうとご近所迷惑になりかねませんのでご注意を。
すごくスタイルが良い…
この充電スタンド。曲線美と言いますか、とてもシンプルでありながら造形美のあるデザインがかっこいいと感じます。
しっかりと重量もあり、不用意に動いてしまうこともなさそうでした。
neabot NoMo Q11のサイズ
サイズ感には注意しておきましょう
自動ごみ収集機能付きのロボット掃除機は充電スタンドが思ったよりも大きいものです。
そのため、「ロボット掃除機のためのスペース」が必ず必要になるので注意しておきましょう。
これまで(eufy RoboVac G30)は棚の下に置けていましたが、「neabot NoMo Q11」では自動ごみ収集機の高さがネックとなりこれまでの設置場所は使えなくなりました…
最終的にDIYしたTVボードの下に設置することに。
サイズを明記しておきますので設置を考えている場所に入るか測ってみてください。
自動ごみ収集機
ロボット掃除機本体
充電時
とはいえ、自動ゴミ収集機能を備えたロボット掃除機の中では低い構造になっていて(他社製品は主に40cm前後の高さ)十分コンパクトだと思います。
また、掃除機本体の高さが8.7cmなので、幅広く家具の下を通れるのも「neabot NoMo Q11」を選ぶポイントになってくるかもしれませんね。
- サイズ詳細(正面から見た時)
- 自動ごみ収集機:幅397mm×奥行275mm×高315mm
掃除機本体:直径350mm×高87mm
充電時:幅397mm×奥行500mm×高315mm
neabot NoMo Q11の主な製品仕様
各種ボタン
吸引力 | 静音モード:750Pa 通常モード:1500Pa 強力モード:2500Pa Maxモード:4000Pa |
サイズ寸法 | 350mm×350mm×87mm(掃除機本体) 397mm×275mm×315mm(自動ごみ収集機) |
乗り越え | 20mm |
紙パック容量 | 2.5L |
水タンク | 300ml |
重量 | 3.3kg(掃除機本体) 4.6kg(自動ごみ収集機) |
その他機能 | LiDAR:本部内部埋め込み式レーザーセンサー |
制御 | アプリ・アレクサ対応 |
保証 | メーカー保証1年 |
アクセサリーについて
- 交換式のゴミパックやモップクロスなどのアクセサリー類のみで購入が可能です。
neabot NoMo Q11の特徴や使ってみて気づいたこと
本製品「neabot NoMo Q11」はクラウドファウンディングサイト「MAKUAKE」で目標金額300,000円を大幅に超え、1億8,300万超えの大成功を収めた商品。
応援金額エグいんだけど、それより目標金額低すぎやしないか…!?
実際に使用してみて以下の点に気づきました。特徴とともにご覧ください。
- 良かった点
- 気づいた点
自動ごみ収集機能のおかげで掃除機かけがもっと気軽に
これまで使っていたefuy RoboVac G30はゴミ捨てが必要でした
これまで使っていたロボット掃除機は掃除のたび(少なくとも2回に1回は)にダストボックス内に溜まったゴミを捨てていました。単純なことなんですが、そのせいで掃除機かけが2日に1回に、3日に1回に・・・と頻度が減ってしまっていたのも事実。
勝手に吸引してくれます
「neabot NoMo Q11」は掃除終了後に充電スタンドへ戻った際、自動的にダストボックス内に溜まったゴミを吸引してくれる仕組みです。(設定で変更可能です)
使い捨てのゴミパック
ゴミパックの容量も2.5Lあり、我が家のような普通の2LDKくらい(掃除範囲は限られてるし)であれば2ヶ月くらいは持つんじゃないかって憶測。…2ヶ月もゴミパックの中にゴミを溜め込んだままってのも気分が良くない気がしますがw
それならひと月ごとにゴミパックを入れ替えればいいだろうし、使いながら決めてみてもいいと思ってます。
LiDAR搭載のマッピング機能はすごい
初回起動時に我が家をマッピングしてくれるのですが、ぐるぅっと1周ほど部屋を回っただけなのにこれがまた精度高くてビックリ。
高機能なモデルによく搭載されていたり、iPhone Proシリーズに搭載されているのと同じ、dTooF方式LiDARという方法で距離を測定しているようです。
読み取られたMAPを細かくエリア分けしておくことで、掃除したいエリアのみを指定して掃除することもできます。ちゃんと記憶されたMAP情報から掃除を行なってくれるので自由度が高く感じます。
意図的に制御できることが、段差を落ちたりコードに絡まったりと、ロボット掃除機ならではの不満も起きづらいポイントかもしれませんね。
細かな設定ができる
上記の通り、MAPに細かい指示を加えることができるのもそうなんですけど水拭きや通常の吸引モードにも細かい設定を施すことが可能でした。
吸引力、水量ともに4段階から選ぶことができますので好みの設定で使っていけます。特に静音モードは静かで気になりにくい印象を受けました。一方で、3段階目、4段階目にあたる「強力モード・Maxモード」は掃除してるな、吸い込んでるなってのがわかる音の大きさです。
確かに吸引力を上げた方が確実に吸い上げてくれる感じがしますが、個人的にはうるさく感じますので、我が家ではしっかり掃除をしてもらいたい場所の掃除回数を「2回」に設定して通常モード、もしくは静音モードで使うことになりました。
水拭きについては水量多めにしてもびちゃびちゃにならないくらいでちゃんとやってくれます。
モップ用アタッチメントにモップクロスを装着して使用します。着脱はかなり簡単でスムーズなのですが、ちょっと手間に感じます。装着したままでも使用できそうだったので一度モップクロスを外した状態で使用してみましたが、引きずる音がかなり気になる。
外しておくしかないのですが、保管場所がないのが使う気をなくすポイントになるかもしれません。
水拭きする時はダストボックスのタンク内に水を入れます
あと、ラグやカーペットを敷いているお宅ではその都度取り除かなければいけませんので、毎日はやってられませんね。ズボラな我が家では使わない気がします…
取り付けるモップクロスは何度か繰り返し使えそう。使用後は手洗いして干しておくと長持ちしそうな生地感ですね。
アプリ操作だけじゃなく、音声操作にも対応
「neabot NoMo Q11」は本体の電源ボタンを押すだけでも掃除機能を使用できますが、スマホアプリと連携することでかなり細かな設定ができるようになります。
Wi-Fiが必要になりますのでご注意を。(スマホアプリ設定方法について)
そして、ユーザーガイドを見ていても見当たらなかった「音声操作」機能。
作業をしながらロボット掃除機を作動させることが多いので音声操作はできれば欲しいところです。
Amazonの販売ページに”アレクサ・GoogleHome対応”と書いていましたので、アレクサのスキルで「neabot」と検索すると出てきました。
その際は、初回設定の時に登録したユーザー名とパスワードが必要になりますのでご注意ください。
最初はうまくいったんだけどデバイスを認識してくれない…
ただですね…まだ困ってはいないのですが、アレクサのアプリでneabotのところ開くと「デバイスが応答していません」の表記になるんですよね。
この状態のまま、「アレクサ、掃除機つけて」話しかけるとアレクサ側からは「デバイスが見つかりません」という返しがされるのに、neabotは信号を受信しているようで「掃除を開始します」と言って動き出すという、なかなかカオスな返答を受けるのです。
とりあえず起動はしていますので筆者としては問題はありませんけど、アレクサアプリ内のスキルのレビュー欄を見ると同じような症状の方ばかり。どうにか改良されるといいんですけどね。
障害物はしっかり認識(ただし大きいもののみ)
以前使用していたeufy「RoboVac G30」との比較にはなりますが、センサーによる障害物検知機能は優れていると感じます。
流石に大きく明らかに障害物だってものじゃないとダメですけど、ぶつかる前に避ける動きをしているのがよく分かりました。
eufyのロボット掃除機を使ってると躊躇なくぶつかりに行く時が多かったもんな〜笑(最新版はそんなことないと思いますけど。)
掃除が終わるのが早い
「Neabot NoMo Q11」を使っていて、掃除時間が明らかに早いのがわかりました。
eufy
eufy「RoboVac G30」は2万円前後の安いロボット掃除機ですが、掃除ルートにはある程度の規則性があるだけで、ほぼ無秩序に移動します。そのため、掃除に無駄がいくつか発生するのかもしれません。
調べてみると20分くらい早く終わってる…!
掃除したルートを確認しても満遍なく掃除してくれたことがわかりますし、この辺が価格差なのかもしれませんね。
設置場所に困る
自動ごみ収集機能つきのロボット掃除機に絶対ありがちなのが、設置場所問題。
言っときますけどneabotの本製品はおそらくかなりコンパクトな部類です。それでもやはり場所取るなという印象を受けます。
ある程度、部屋の広さに余裕があって設置場所を確保した上で購入を検討しないと大変だと思いました。
ゴミ吸引時の音に注意。深夜には動かせないかな。
ゴミ吸引時にはかなりの騒音がします。使ったことがない人にとってみればそれは想像以上のことかもしれません。
迷惑になる時間帯の使用は避けたいと思うほどの音でした。
解決方法は自動吸引を行わない設定をすること。
どうしても深夜に動かしたい人はアプリ内の「ゴミ収集管理」で「ゴミ収集しません」にチェックを入れるとオフにできますよ。
ダストボックス内の掃除を忘れがち。
色々言ったところで便利なことに変わりはない「自動ごみ収集機能」ですが、ゴミパックに吸引されるから掃除のたびにメンテナンスが不要と勘違いしがち。
※注意 ダストボックスは水洗い不可です!
2回使った状態ですが、メインブラシにはかなり髪の毛が絡まってますし、フィルターも埃で詰まりそうです。ダストボックス内は小さな埃が残ってたりします。
メンテナンスの必要性は、自動ごみ収集機能が搭載されていないロボット掃除機と同等だと感じました。
メンテナンスがしやすいように部品ごとに取り外すことができるようになっていますので最低週1くらいではメンテナンスすべきでしょうね。
パッキンには埃がこびりつきやすいです
付属品の交換頻度は?
Makuakeでクラファンしていた時のサイトページに付属品(ゴミパック、メインブラシ、サイドブラシ、HEPAフィルター)の交換目安は以下の通りと記載がありました。
参考になると思いましたので記載しておきます。
毎日使用した場合、部屋の広さにもよりますが下記を目安にしてください。
- ゴミパック・・・1〜2ヶ月
- メインブラシ・・・3〜6ヶ月
- サイドブラシ・・・1〜3ヶ月
- HEPAフィルター・・・1〜2ヶ月
※使用状況によって変動する場合が’あります。目に見える損傷が見られる場合は交換することをおすすめします。
※消耗品(メインブラシ、サイドブラシ)は他社製のロボット掃除機と共通で使用はできません。neabot社の正規品を使用くださいとのこと。
スマホアプリ設定方法・使用方法
別につまづくところはありませんでしたが、とりあえず記載しておきます。
「neabot」アプリをダウンロードしたらまずは「アカウント登録」を行う必要があります。
その後、画面の指示に従って登録を進めていくのですが、自宅のWi-Fiは2.4GHz帯のネットワークに接続しておきましょう。5GHz帯には対応していません。
自宅Wi-Fiのパスワードを入力した後、Neabot NoMo Q11との接続に移ります。ご使用のスマホのWi-Fi設定画面から「neabot_ 」のものへ接続し、アプリの画面に戻ると機器との接続に入ります。
そんな感じです。簡単です。
アプリの使い方はこちら
neabot NoMo Q11レビューまとめ
というわけで、「neabot NoMo Q11」のレビューを行いました。自動ごみ収集機能は特筆すべき特徴ではあるんだけどそれ以上に、高度なマッピング性能や、アプリ内で細かい設定ができる柔軟さに目が行きました。
加えて水拭き機能も搭載されていて、お値段は5万円台〜6万円台。これだけの機能性を求めると10万円以上するものが多い中価格破壊とも言える値段設定。これ以上何を求めるんだと言えなくもないコストパフォーマンス性溢れる本製品はとてもおすすめしたくなる商品でした。
あえてこの製品がおすすめでない人を挙げるのであれば、
Neabot NoMo Q11がおすすめでない人は?
・1Kや1Rに住むような一人暮らしの方
ズバリこれ。上述したように場所をとるし、一人暮らしは部屋数が少なく、床面積が狭くなりがちなので高スペックなロボット掃除機を手に入れても宝の持ち腐れ。十分な性能を発揮できないことでしょう。
Neabot NoMo Q11がおすすめな人は?
・ロボット掃除機の中でも自動ごみ収集機能に便利さを感じている
・水拭き一体型が欲しい
・設置場所に余裕がある
・ハイエンドモデルを見てたけど高すぎて手が出せないと感じている
・コスパという単語が大好き
・可愛らしいデザインが好き
とにかくハイエンドモデルに引けを取らない機能を持っている印象を受けた「Neabot NoMo Q11」。欠点らしい欠点がなくて、便利すぎてメンテナンス放置しがちしか思い浮かばない笑
(ごみ収集時の音や、設置スペースの問題はどのロボット掃除機にも共通の問題だと思います。)
そんな「Neabot NoMo Q11」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
今回は以上。それではまた。