【EDIFIER WH880NBレビュー】1万円で楽しめる高音質。実際に使って分かった魅力と惜しい点

1万円で、どこまで満足できるヘッドホンが手に入るのだろうか。
ワイヤレスヘッドホンを選ぶとき、音質はもちろん、装着感やノイズキャンセリング、バッテリー持ちなど、気になるポイントはいくつもある。できればデザインにも妥協したくない。
今回レビューするのは、EDIFIERのワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン「WH880NB」である。
LDAC対応やハイレゾ認証、アクティブノイズキャンセリングに加え、最大120時間の連続再生に対応するなど、1万円前後の製品としては気になる機能がそろっている。
実際に使ってみると、特に印象に残ったのは音質とデザイン、そしてバッテリーの持ちだった。一方で、ノイズキャンセリングの効き方やイヤーパッドの装着感など、気になる部分もある。
今回は、実際に使って感じたことを中心に、EDIFIER WH880NBの魅力と惜しい点を紹介していく。
- 通常価格:10,980円(税込)
- キャンペーン価格:8,784円(税込)
- 割引率:20%OFF
- キャンペーン期間:2026年10月30日〜11月15日
EDIFIER WH880NBの主な特徴・スペック
まずは、WH880NBの主な特徴を整理しておこう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | EDIFIER WH880NB |
| タイプ | ワイヤレスオーバーイヤーヘッドホン |
| ドライバー | 40mmチタン複合振動板 |
| ノイズキャンセリング | ハイブリッドANC |
| Bluetooth | Bluetooth 6.0 |
| 対応コーデック | LDACなど |
| ハイレゾ | Hi-Res Audio / Hi-Res Audio Wireless認証 |
| 再生時間 | 最大120時間(ANCオフ) |
| ANC使用時 | 最大60時間 |
| 接続 | Bluetooth / USB-C / 3.5mm AUX |
| 急速充電 | 15分間の充電で最大約18時間再生可能(メーカー公称値) |
| その他 | マルチポイント、専用アプリ、折りたたみ対応 |
※再生時間はメーカー公称値。使用環境や音量、接続方法などによって変わる。
WH880NBは、音質に関わるLDACやハイレゾ認証だけでなく、ノイズキャンセリングや外音取り込み、専用アプリによるイコライザー調整にも対応している。
そして、個人的にかなり魅力を感じたのが最大120時間というバッテリー性能だ。120時間はヘッドホン市場の中でも最長クラスで充電の手間が減ることや、長時間の使用時に充電ストレスを感じずに使用できる点が魅力だと思っている。
さらに、
これだけの機能を備えながら、通常価格は10,980円。今回のような価格帯で、どこまで満足できるのかが気になるところである。
外観・デザイン
1万円前後とは思えない、安っぽさを感じさせないデザイン


今回使用したのはホワイトモデル。
正直なところ、使い始める前は1万円前後のヘッドホンということもあり、質感についてはそれほど期待していなかった。
しかし、実物を手に取ってみると、その印象は良い意味で裏切られた。





特に気に入ったのが、ヘッドバンド上部のデザインである。金属プレートのような質感のパーツがアクセントになっており、シンプルながら安っぽさを感じさせない。
全体的に主張しすぎないデザインなのもあり、普段着にも合わせやすそうだ。
高級ヘッドホンのような素材感を求めると違うかもしれないが、少なくとも価格を知らずに見れば、1万円前後の製品とは思わない人もいるのではないだろうか。
デザイン面については、購入前に想像していた以上に満足度が高かった。

プラスチックのハウジング部分については全体的にマットな仕上がり。見えない部分についてはマット加工されておらず、プラスチック感が残っていた。(本当に気にならない)
装着感は悪くないが、側圧は少し強め


イヤーパッドは触ってみると、かなり柔らかくふわふわとした感触がある。
ただ、実際に装着してみると、手で触れたときに想像するほど柔らかい装着感ではなかった。
側圧はやや強めで、頭をしっかりホールドしてくれる印象である。個人的には、長時間使っていても強い締め付けが気になるほどではなかったが、ゆったりとした装着感が好みの人は少し気になるかもしれない。
また、オーバーイヤー型の宿命だが、蒸れは当然感じるので夏場の長時間使用は厳しいかな。
一方で、しっかり固定される感覚があるため、頭を動かしたときにズレにくいのはメリットだと思う。
イヤーパッドについては、現時点で交換できる構造なのかが分かりにくい。長く使うことを考えると、交換用イヤーパッドの入手性や交換方法が明確だとうれしいところである。
ボタン操作はシンプルで迷わない

ヘッドホンはアプリで操作できる機能も多いが、普段使いでは本体のボタンが使いやすいかどうかも重要である。
WH880NBのボタン類は片側のみにシンプルにまとめられている。
実際に使っていて操作に迷うことはなく、音楽の再生や各種操作もスムーズに行えた。
多機能な製品では、ボタンの配置や操作方法を覚えるまでに時間がかかることもあるが、WH880NBはそのあたりでストレスを感じにくい。
細かな操作性に特別な驚きがあるわけではないものの、日常的に使うものとしては十分である。
ノイズキャンセリングは控えめ。外音取り込みは好印象

WH880NBはハイブリッド方式のアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載している。
実際に使ってみると、低音域のノイズはある程度抑えてくれる印象だった。
ただし、ノイズキャンセリングの効きは強力というほどではない。
ANCをオンにした瞬間に周囲の音が一気に消えるような、強い静寂を期待すると少し物足りなく感じると思う。(普段から強力なノイキャンイヤホンを使用している背景もあるかもしれないが。。。)
日常の環境音を少し抑えながら音楽を楽しみたいという使い方なら、十分活用できると感じる。
一方、好印象だったのが外音取り込み機能である。
ヘッドホンを装着したまま周囲の音を確認したい場面で使いやすく、わざわざヘッドホンを外す手間を減らせる。

専用アプリには風切り音を低減する機能も用意されているが、個人的にはノイキャンで十分に感じた。
ANCについては過度な期待をしないほうがいいものの、外音取り込みも含めて必要な機能はひと通りそろっている。
10,000円でも満足できる音質
WH880NBを使ってみて、最も気に入ったのが音質である。
今回、いくつかの楽曲を聴き比べながら確認してみた。
低音は量感だけでなく、輪郭も感じられる
まず印象に残ったのが低音の鳴り方である。
低音にはしっかりとした迫力がありながら、ただ量で押してくるような音ではない。音の輪郭も感じやすく、楽曲のリズムを気持ちよく楽しめる。
例えば「Get Lucky」のように、ベースやリズムの気持ちよさが印象的な楽曲では、低音の存在感をしっかり楽しめた。
低音好きにも満足しやすい音作りだと思う。
中音域はクリアで、ボーカルも聴きやすい
中音域も好印象だった。
楽器の音がそれぞれ分離して聴こえやすく、ボーカルも埋もれにくい。音がごちゃつく感じが少なく、全体的にすっきりとした印象である。
「bad guy」のような低音とボーカル、細かな音の重なりがある楽曲でも、それぞれの音を追いやすかった。
また、宇多田ヒカルの「First Love」では、ボーカルの伸びやかさが心地よい。
個人的には、この中音域の聴きやすさが特に気に入っている。
専用アプリのイコライザーも便利


WH880NBは専用アプリからイコライザーを調整できる。
好みに合わせて音を変えられるのはもちろん、プリセットも用意されている。
今回は「EDIFIER」のプリセットを使用したが、低音から中音域までバランスがよく、ボーカルも聴きやすかった。
細かく音を追い込むのが好きな人は、自分好みに調整してみるのも面白いと思う。細かくいじってみるのが好きな人には触りごたえがありそうなアプリ設計であった。
ちなみにだが、音の好みは結局のところ人それぞれである。ただ、少なくとも自分の耳では、1万円前後で楽しめる音質として十分満足できる気がした。
高価なヘッドホンと同じものを期待するのは違うが、普段の音楽鑑賞を楽しむためのヘッドホンとして、音質は間違いなく大きな魅力になっている。
最大120時間再生は最長クラス。充電を忘れるほどのロングバッテリー

パッケージにも「120 HOURS ULTRA-LONG PLAYBACK」と大きく記載されていた通り、WH880NBの大きな特徴のひとつが、最大120時間という長時間再生に対応していることだ。
ANCをオンにした状態でも最大60時間使えるため、単にANCをオフにしたときだけ長いわけではない。
実際、今回のレビュー期間中も充電する機会はほとんどなかった。120時間を実測したわけではないが、バッテリー残量を気にせず使えたことは、日常的な使いやすさにつながっている。
ヘッドホンは使いたいときにバッテリーが切れていると、それだけで使う機会が減ってしまう。その点、WH880NBは充電の手間をあまり意識せず使えるのが魅力だと感じた。
長時間の移動や旅行など、充電できない環境で使う機会が多い人にとっても、安心感につながる性能だと思う。
15分の充電で最大18時間再生できる急速充電にも対応
さらにWH880NBは、15分間の充電で最大約18時間の音楽再生が可能な急速充電にも対応している。
もともと最大120時間という長時間再生が魅力のヘッドホンだが、万が一バッテリーが切れてしまっても、短時間の充電で再び長く使えるのはうれしいポイントである。
例えば、外出前にバッテリー残量が少ないことに気づいても、身支度をしている間に充電しておけば、移動中の音楽鑑賞にも十分対応できそうだ。
なお、最大18時間という再生時間はメーカー公称値であり、今回実際に急速充電の性能を測定したわけではない。
長時間再生だけでなく、充電を忘れたときにも対応しやすい点は、WH880NBの使い勝手を高める魅力のひとつである。
マイク性能は必要十分。通話品質を重視するなら別途マイクも検討
WH880NBには通話用のマイクも搭載されている。
実際に試してみた印象としては、通話に使えないほどではないが、特別に高音質というわけでもない。
相手に声を届けるという用途なら問題なく使えるものの、マイク性能を重視する人には少し物足りないかもしれない。
例えば、オンライン会議や配信などで音声品質を重視するなら、専用マイクを用意したほうが満足度は高いと思う。
ヘッドホンに搭載されたマイクとしては、必要十分といった評価である。
折りたたみ対応で、持ち運びにも便利

WH880NBは折りたたみに対応している。
使わないときにコンパクトにまとめられるため、バッグに入れて持ち運びやすい。
さらに、持ち運び用のポーチも付属している。
最初は付属していないと思っていたのだが、製品写真を撮影しているときに同梱されていることに気づいた。こうした収納用の袋が付いているのは、外出先でも使いたい人にとってうれしいポイントである。
ハードケースのように強い保護性能を期待するものではないが、傷や汚れを避けながら収納するには便利だ。
EDIFIER WH880NBが向いている人・向いていない人
ここまでの使用感を踏まえると、WH880NBは万人向けというより、音質やバッテリー持ち、デザインを重視する人に向いているヘッドホンだと感じた。
WH880NBが向いている人
- 1万円前後で音質に満足できるヘッドホンを探している人
- 低音の迫力とボーカルの聴きやすさを両立したい人
- デザインや見た目にもこだわりたい人
- 充電の頻度をできるだけ減らしたい人
- 外音取り込みやアプリでの音質調整も使いたい人
- 通勤・通学や旅行など、外出先でもヘッドホンを使いたい人
特におすすめしたいのは、音楽を楽しむためのヘッドホンを探していて、音質だけでなく日常的な使いやすさも重視したい人である。
WH880NBは、低音の迫力やボーカルの聴きやすさに満足でき、デザインも安っぽくない。さらに、バッテリー持ちがよいため、充電の手間を気にせず使いやすい。
ANCが最強でなくてもよく、音楽を楽しむことを中心に考えているなら、候補に入れる価値は十分にあると思う。
WH880NBが向いていない人
- 強力なノイズキャンセリングを最優先したい人
- イヤーパッドの柔らかさや軽い装着感を重視する人
- マイクの音質にこだわりたい人
- 高級ヘッドホンならではの素材感や音質を求める人
特に、静寂を作るためにヘッドホンを購入する人は注意したい。WH880NBのANCは一定の効果を感じられるものの、強力なノイズキャンセリングを売りにする製品とは方向性が異なる。(1万円台としては充分健闘している)
また、装着感についても側圧が少し強めなので、締め付けの少ないヘッドホンを探している人は慎重に検討したい。
EDIFIER WH880NBは1万円前後で満足できるヘッドホンなのか

EDIFIER WH880NBを実際に使ってみて、個人的に満足度が高かったのは音質、デザイン、そしてバッテリー持ちである。
特に音質は、低音の迫力がありながら中音域もクリアで、ボーカルを気持ちよく楽しめる。専用アプリのイコライザーも使いやすく、自分好みの音に調整できる点もよかった。
また、1万円前後の製品とは思えないデザインの良さも印象的だった。最大120時間というバッテリー性能についても、実際に使っていて充電する機会がほとんどなかったため、日常使いでの安心感は大きい。
一方で、ノイズキャンセリングは強力というほどではなく、側圧やマイク性能にも気になる部分はある。
そのため、ANC性能を最優先する人や、通話品質にこだわる人には、必ずしもベストな選択とは言えない。
ただ、音楽を楽しむためのヘッドホンとして考えれば、WH880NBは十分魅力的な製品である。
1万円前後で、音質・デザイン・バッテリー持ちのバランスが取れたワイヤレスヘッドホンを探しているなら、EDIFIER WH880NBはぜひチェックしてほしい。
EDIFIER WH880NBの販売情報
- 通常価格:10,980円(税込)
- キャンペーン価格:8,784円(税込)
- 割引率:20%OFF
- キャンペーン期間:2026年10月30日〜11月15日
※価格・キャンペーン内容は掲載時点の情報。購入前に販売ページで最新情報を確認してほしい。